医療用語集 tttake’s diary

医療用語研究(勉強)  略語・隠語・ドイツ語・英語・カタカナ語などを紹介・おすそ分け。

麻薬鎮痛剤の知識 タイトレーション・レスキュー・オピオイドローテーション

Titration  タイトレーション 薬剤の用量の調整  特に低用量からのオピオイドを段階的・速やかに増量してゆくこと  痛みを抑えるのに必要な必要な鎮痛剤の量を探す事   本来は滴定・満定の意味

 

Rescue レスキュー    救命救急  〈危険な状態にいる人・ものを〉救う。救助[ 救出]する
Rescue ベースに使用している鎮痛薬の不足を補う目的で. 鎮痛薬を追加投与すること
 癌性疼痛は持続する慢性的な痛みに加えて、突出痛(Breakthrough Pain)が発現することがあるので。

 

Rescue Dose レスキュードース 臨時追加服用量・注射量 即効性の高い速放製剤の追加投与の量 「それで、欧東さん、この薬を最初に使った場合ね、レスキューでは何mgまで使えるの?」                             例=モルヒネが処方されている状態で、痛みが残存・増強したときに追加
レスキュードース・レスキューの1回量は基本投与されているモルヒネの1日量の1/6が目安とされている。  「5階の森さん、痛いらしい!すぐレスキューで、20mg追加ね!まあ、あと一ケ月は持たないんだけどね、優しくしてあげなさい。」

 

Opioid オピオイド オピオイド受容体に作用する化合物総称          Opioid Intoxication オピオイド中毒
 モルヒネフェンタニルオキシコドンコデインなどの鎮痛・麻酔薬 
    本来は、ケシ(Opium poppy)から採取されるアルカロイドのこと。

Opioid rotation ピオイドローテーション= Opioid Switching ピオイドスイッチング
癌性疼痛の患者に投与中のオピオイドの種類を他の種類のオピオイドに変更すること  効果不十分の場合や副作用問題・投与経路の変更時等で行う。