医療用語集 tttake’s diary

医療用語研究(勉強)  略語・隠語・ドイツ語・英語・カタカナ語などを紹介・おすそ分け。

369「ユーザネージアハラスメント」

全ての治療がほぼ無効の末期がん患者で、オピオイド(麻薬系)やその他の鎮痛剤も効かない・・・・・元々頑強な体でまだ2週間?程度は持ちそうだけど、もう患者の苦しみは見てられない。この患者は24時間痛みで声を上げて、のたうち回ってる・・・ 何故かセデーションも効果が薄いようだ・・・意識がある時には「お・お願いだ・・・ら・楽にしてくれ!」って懇願してくる・・・・ 患者は衣服やコードを首に巻き付けて自殺を試みるも、やや力が足りず失敗・・家族も、もう見てられなくて・・・「王東先生、何とかしてもらえませんか?」 で、当然違法と充分解っていて、とうとう塩化カリウムの注射を・・・・後残された時間は、一週間位だったけど・・・
ところが、変な正義感の看護師が「殺人」や!と警察に告発・・・王東先生は殺人罪
遺族は、殺人教唆の罪!で捜査が入る・・・遺族は「何とかして、とは言ったけど、 殺してくれ、などとは言って無い。王東先生の独断だと思う・・・知りません」と逃げる・・・・裁判が始まり・・・・「こ・こんなの、ハラスメントや!」となる 

Euthanasia ユーサネイジア・ユーサネージア 安楽死 ≒Mercy killing    (独)Euthanasie
積極的安楽死 (active euthanasia)=回復の見込みがなく、苦痛が激しい末期の傷を  負った人や癌などの病気を持っている人などに対して、本人の意思に基づき、薬物の
投与などによって人為的に死を迎えさせること。 勿論、日本では認められていない 

Death with dignity 尊厳死=消極的安楽死 ( passive euthanasia) 人間が人間としての尊厳 (dignity) を保って死に臨むこと 

Mercy killing   安楽死  Euthanasia    comfortable death    easy death 

積極的な安楽死が法で認められている国としては、オランダ・ルクセンブルク
 ベルギー・カナダ・コロンビア・スペイン・スイスなど、まだ少ない     「お、欧東先生!お願いですから・・マーシーキリングを・・・・」 
「伊鯛森さん、痛いの?でも頑張ってオピオイド増量とセデーションで頑張りましょうね(これ以上苦しんで、長生きするのに何の意味が有るのかとは思いますけどね)」  「頑張りましょうって?、痛み・苦痛に耐えてもっと長く最後まで苦しみましょうね」    って意味?