医療用語集 tttake’s diary

医療用語研究(勉強)  略語・隠語・ドイツ語・英語・カタカナ語などを紹介・おすそ分け。

「St」「Cadaver」「ティッシュトート」

ST・St Sterben (独)ステルベン・ステる 死亡                文献の詳細症例一覧にStと書いてある場合があるでしょ?  そのままエスティと読む
「この症例、確か四森さんでしょ?予後はどうなったんですか?」 「その資料の最後にStって書いてないか?よく見ろ・・」 

 

ステる・ステった Sterben (独)ステルベン =(患者が)死亡した 

最初に聞いた時に、患者を「捨てる」の意味かと思った・・・ 
結構、有名な言葉で、患者も理解するから、あえて「拾う」などと言う、ヘソ曲がりも居るらしい・・
「あの暗い変人爺の酢間森さん、ステったんだね・・あーあれは欧東先生のせいじゃない、寿命・寿命!老衰だよ・・・・」
シュテルベン(シュテる)がドイツ語発音に近いらしい           Death・Decease・Demise (英) 死亡

 

Cadaver  カダバー  死体   特に解剖に使われる死体・献体という意味も
Cadaver training カダバートレーニング(献体を使用した手術手技研修)

 

Thanatology  死亡学、サナトロジー・タナトロジー     thanatophobia 死恐怖[症]
Thanato- (死、死亡)   euthanasia 安楽死   thanatoid/a 死期の、仮死の

死生学  死の科学とも    死を迎える患者や重い病気の 赤ちゃんに薬として 音楽を処方するような場合にもタナトロジーとして・・・・と言うようです

 

Tisch Tod  (独) 術中死 ティッシュトート・ティッシェントード 
Tisch= テーブル→手術台(独)(Operationstisch)     Tod  = 死・死神
operational death・ death during surgery・intra-operative death 
 = Table Death  テーブルデス
「中横島さんですね、お父様はティッシュトート・・・御免なさい、手術中にお亡くなりに・・・・」 「あー院長の欧東です、このたびは・・・・ええ、もちろん市議会の偉い議長さんとは聞いてましたが、私たちは肩書で特別扱いするわけでは・・・・ええ、どんな患者にも全力で・・そうです、確かに執刀医は若い阿寒森先生でしたが、
前立は外科部長の山田ですから・・・この市民病院では最高のスタッフです・・・」


 術後30日以内の死亡を“手術死亡・周術期死亡”とし入院中の死亡を“在院死”と定義