医療用語集 tttake’s diary

医療用語研究(勉強)  略語・隠語・ドイツ語・英語・カタカナ語などを紹介・おすそ分け。

医療用語 「Pain・ペイン」 の話 ②

Painkiller ペインキラー 鎮痛薬、鎮痛剤、痛み止め 〈俗〉アルコール飲料のことを言う
=Analgesic アナルジージック   (独)Schmerzstillende Medizin
「王東、胡麻森からあんな言い方で批判され、責められたら、誰でも傷つくよ・・・さあ美味いペインキラーでも飲みに行こか・・・痛飲って言うしな・・・」

 

Pain Clinic ペインクリニック 神経痛・癌などの痛みや痙攣を緩解させるための専門治療医院。疼痛専門外来・ペインクリニックを開業するのは、ほぼ麻酔科医師                    神経ブロック注射(星状神経節ブロック・硬膜外ブロック)などは経験のある専門医
でなければ、まず無理。


病院の専門外来・特殊外来の名前なら、頭痛外来・顔面神経痛専門外来・胸痛専門外来・口腔顔面痛み専門外来・腰痛外来・三叉神経痛外来・小児頭痛外来・線維筋痛症外来・痛みコントロール外来・痛み専門外来・慢性の痛み外来 などがある。 

 

pain control ペインコントロール 疼痛コントロール  がん性疼痛などを各種鎮痛薬や補助薬、神経ブロックなどを用いて制御すること

 

pain syndrome ペインシンドローム 複合性局所疼痛症候群 注射や外傷などによる組織損傷後に、その原因事象の程度とは不釣合いに強くかつ長期に渡って持続し、原因事象と直接因果関係のない浮腫・皮膚血流変化や発汗異常を伴う慢性疼痛症候群で、時に重度の運動障害をきたす。
complex regional pain syndrome, chronic regional pain syndrome:CRPS
従来、四肢の外傷後、その部位や程度とは一致しない激しい慢性の疼痛を生じ、浮腫や血管運動異常など交感神経症状を伴うものを反射性交感神経性ジストロフィー(reflex
sympathetic dystrophy:RSD)と呼び、外傷が神経損傷に及ぶ場合をカウザルギー
(causalgia)と呼んでいた。

 

Pain Scale  ペインスケール  痛みの共通認識を築くための、重要な評価指標 
痛みは、あくまで個人的な主観、体験なので、他者には解り難い。

  • Numerical Rating Scale (NRS) 痛みを0から10の11段階に分けて表す。
  • Visual Analogue Scale (VAS) 10cmの直線を引いて、印を付けて評価する。
  • Verbal Rating Scale (VRS) 痛みの強さを表す言葉を5段階に順序よく並べて、選んで評価
  • Face Pain Scale (FPS)  人の顔の表情で、痛みを推し測る方法 6段階ぐらい

 

PainVision ペインビジョン ニプロの商品名 電流知覚閾値検査機器  客観的に伝えることのできない疼痛を電気的刺激で数値化し、ペインコントロールに役立てるために使われる。

 

WHO's pain ladder  ペインラダー WHO三段階除痛ラダー 
WHO Cancer Pain Relief Programme WHO式癌疼痛治療法

  • 《第一段階》 ⇒ 非オピオイド鎮痛薬 ± 鎮痛補助薬
  • 《第二段階》 ⇒ 軽度から中等度の強さの麻薬性鎮痛薬 ± 非麻薬性鎮痛薬 ± 鎮痛補助薬
  • 《第三段階》 ⇒ 中等度から強度の麻薬性鎮痛薬(モルヒネ類) ± 非オピオイド鎮痛薬 ± 鎮痛補助薬