Professional Patient プロフェッショナル ペイシャント (詐病の患者を米国隠語では、こう呼ぶ)
malingering マリンガリング 詐病 仮病を使って休むこと malingerers=詐病する人 feigned illness 仮病
MU Pain ムーペイン Made Up Painの略 米国隠語
作られた上の苦痛(特に詐病・保険金請求のための)
疾病利得等(保険金とか)のために、病気であるかのように振る舞っている偽りの状態
慢性疼痛・慢性疲労症候群、線維筋痛や交通事故後の”むち打ち”等が有名
「おいおい、痛森の爺さんまた受診か?マリンゲラーズも良いとこだな・・・
いつもの保険金目当やな? どうせまた車の前に飛び出したんだろ?」
「腰の痛みで歩くのがやっとって言うだろ? 先日、町で石段の上に自転車持ち上げるの見たんだ・・・全く元気そのものやったぞ」
米国では、鎮痛剤の麻薬欲しさに尿検査の尿に自分の口内を咬み切った血液を混ぜて 「痛い・痛い」と訴えて尿管結石等を装うのが多いらしい。でもこれでは、日本で麻薬はもらえませんよね。がん患者の処方薬横流しを買うか、暴力団から買うか・・だね。
「王東警部補、車にはねられた阿寒森さんの防犯カメラ画像見てください、彼ね転倒後に自分の手で額に大きく傷を付けてます。彼が血だらけになった原因はこれですね。 ああ、手に持ってるのは家の鍵でしょうか? これどうします?」
Miserable ミゼラブル 惨めで不幸なさま 自殺失敗で寝たきりになった人などに使う 米国隠語
「5Fの阿寒森さんって? 確か石町の薬関係会社の自社ビルから飛び降りて、寝たきりになった患者だろ?」 「ハイ、あのミゼラブルのおっさんですが・・・かなり痴呆の症状も出て来まして、もうこの病院では無理なんで・・・」
Munchhausen Syndrome ミュンヒハウゼン症候群・虚偽性障碍(病気の振りや自傷を・・)嘘で、しかも重篤な症状を訴えては病院に入院を繰り返し、渡り歩く 病気になることや、病気によって同情を引くといった精神的利益を目的としているため手術や検査といったリスクをもいとわず、むしろ積極的に協力する点が詐病と異なる。
自分の創傷に泥や排泄物をすり込んだり・さらに切り開く? ちょっと想像できないけどなあ・・・
ミュンヒハウゼンは、小説の『ほら吹き男爵の冒険』の”ほら吹き男爵”の名前
Münchausen syndrome by proxy 代理ミュンヒハウゼン症候群= 近親者
(母親の子供に対するケースが多いが、配偶者などのケースもある)を病気に仕立て上げる点滴液の中に消毒剤などを入れた例が報道されたね・・一歩間違えると死亡する。