医療用語集 tttake’s diary

医療用語研究(勉強)  略語・隠語・ドイツ語・英語・カタカナ語などを紹介・おすそ分け。

医療関連用語中心での「教育・学生・学習・研修等」特集 ⑫ 「オルタナティブ教育」「ガイダンス」「ガイドライン 」

Alternative education オルタナティブ教育  代替教育・非伝統的な教育・教育選択肢
ホームスクールなど多岐に渡っていて、大部分が少人数クラス、教師と生徒との近しい
関係、コミュニティー意識の三点に重きを置いているそうです。これって今や普通なんじゃないの? 

Alternative Medicine オルタナティブ医療 代替え医療
Alternative オルタナティブ 二者択一、代替物、代案の意味 「既存のものと取ってかわる新しいもの」                         Alternative proteins 代替タンパク質  オルトプロテイン
「おーい欧東、うちの課長を何とかオルタナティブしてくれ!あの経費の不正使用やセクハラ・パワハラを上にチクったらどうや?」「それをやると、俺の身が危ない」

 

Guidance ガイダンス 指導・説明・案内・進路指導 手引き 誘導 
不慣れで事情のわからない者に対して、初歩的な説明をすること。また、そのための催し  一般には学生への進路指導時に使うことが多い言葉 
医学・医療界なら、「感染性物質の輸送規則に関するガイダンス」「抗体医薬品の品質評価のためのガイダンス」「マイクロドーズ臨床試験の実施に関するガイダンス」「小児悪性腫瘍における抗悪性腫瘍薬の臨床評価方法に関するガイダンス」等と出てくる。
 まあガイドライン・・・のような意味だと思えばいい 
「上司に逆らわず、上手に忖度・ヨイショする為のガイダンス」を欧東さんなら、絶対書けるよ! 

 

Guideline  ガイドライン  指針    Clinical practice guidelines=診療ガイドライン  practice guidelineとのみ言う場合も     米国医学研究所(Institute of Medicine)による定義では、 「医療者と患者が特定の臨床状況での適切な診療の意思決定を行うことを助ける目的で系統的に作成された文書」                         学会などが作る治療指針・診療指針・教科書的標準治療書 
ガイドラインがある特定の疾患等に策定された後は、世の医師は、ほぼ100%がそれに従うのが普通。 治療薬が2種類あって、ガイドラインに載らない方(片方を否定?)の薬の売り上げが、ほぼゼロに近くなったことが実際にある。           ガイドラインでは、やや否定的なグレードC以下の治療法・薬を使って、最悪の結果になった場合、もしもの訴訟の場面でどう言い訳する? まして、適応症は有ってもガイドラインに何の記載も無い薬なんて・・・・


(注)添付文書で、ある薬の使用量が30mg~からとなっていても、ガイドラインが10mg~からの慎重投与となっていれば、世の医師は、ほぼ全員が10mg~から使う。  当然、そんなもんです、発売後の知見・経験がガイドラインに盛り込まれるからです。

 
「欧東先生、その疾患なら30mgから使ってください・添付文書では、そうなってますから」「君なア、最新のガイドラインではね、副作用を考慮して、10mgから慎重に使うことを推奨する・・・となっているんだ、まさか君、読んでないのか?」
「欧東先生、先日の件、本部に問い合わせたら、やはり添文とおりに30mg~との答えなので・・」「おいおい、副作用も患者の事も最新の知見に基づいたガイドラインも無視するメーカーかよ? もう君は来るな!俺には必要が無い・・・・だいたい君も、30年以上も前に書かれた添付文書をそのまま信じているのか? 頭おかしいぞ!君は確か薬剤師だったよなあ? 自分で考えてみろ、恥ずかしくないか?」