Formula フォーミュラ 処方・式・公式・化学式 formulation
普通、薬の処方の意味なら、Prescriptionの方をよく見かける
「欧東さん、この薬は全て胃にやさしいフォーミュラとなってますので、安心してください・・・あの阿寒森病院のフォーミュラとは正反対ですから大丈夫ですよ・・・」
Formula Dietary Therapy フォーミュラ食＝低カロリー食品のなかでも，蛋白質を主原料として、ビタミン・ミネラルを配合し、炭水化物と脂質を極力少なくした規格食品のこと （高蛋白・低糖質・低脂質食）。 アメリカで人工ミルクを「Formula」と呼ぶことから「フォーミュラ食・Formula diet」と呼んでいる。
Formulary・Drug Formulary 医薬品フォーミュラリー
米国で、医療機関が使用できる医薬品の採用品目リスト・医薬品の推奨リスト。
有効性や安全性、経済性を考慮した医薬品の使用を推奨するもの。
国内でも、「欧東病院フォーミュラリー」などと院内使用可能医薬品集をこう呼ぶ。
「医療機関における患者に対して最も有効で経済的な医薬品の使用指針」が定義
「地域フォーミュラリ」が中核病院中心に策定されるとか。医療費節減につながる。
「日本のようにMRが推奨した新薬を医師が自由に使うような薬物治療は、欧米先進国
では行われていない」らしい。じゃあMRの仕事はフォーミュラリーに載せてもらう事なのか？ 今後、日赤病院グループが導入してゆくようだけど、MRに何が出来るの？ 日赤病院が地区の中核病院だった場合、地域と連携し、医薬品の統合整理となると・・・MRによっては売り上げが半分以下になるかも？ 日赤病院全体での医薬品共同購入に発展すれば？東京本部のみの売り上げが８割で、地方は売り上げ２割？の可能性も。
「胡麻森君！この薬をうちの病院のフォーミュラリーに載せる事で、病院と患者さんに対するメリットは何だね？ 次の訪問日までに箇条書きして来なさい、あー上司同行・接待・手土産はイランぞ！それと、君が親しい王東内科部長に泣きついてもアカンからな、こっちから釘を刺しておくからね・・・」
Formulary＝ 処方書[集] 式文[祭文]集; 決まり文句
Formulation 製剤、概念化、調合剤
Prescription プリスクリプション 処方・処方箋 医療用医薬品（Prescription only medicine）処方せん医薬品
Prescribing error プリスクライビング・エラー（医師の）処方過誤 医師の処方ミス
似たような名前の薬を間違えて処方するとか、添付文書の10倍の容量を処方するとか（現実に起きている）確かに、「アルマール」と「アマリール」などは活字で見ると間違えやすい。ワーファリン錠の0.5mg錠と5mg錠を取り違えて、大量出血で患者が死亡した例もある。
prescribe プリスクライブ 指図する，命令する 処方する
Prescribing Cascade 処方のカスケード ポリファーマシーの原因の一つ
薬の副作用に対し別の処方がなされ、さらにその副作用が次の処方に繋がるという連鎖 昔は特に精神科領域で多かった経験がある。
「仲縞田さん、どちらの医院へ行かれてましたか？ ああ粕森医院？（あのカスケード処方・雪だるま処方で有名な先生なあ）？ この疾患で８剤とはねえ、まず半分に減らしましょうね・・・大丈夫、この王東病院を信用してください」
