医療用語集 tttake’s diary

医療用語研究(勉強)  略語・隠語・ドイツ語・英語・カタカナ語などを紹介・おすそ分け。

282 「コンタミ ハラスメント」

「王東部長、阿寒森に菌培養試験等は無理です。 アイツが関わると、必ず雑菌汚染が起きます。 無菌操作を何度も厳しく教えているんですがね・・・皆がアイツをコンタミ森・とか雑菌王って呼んでます。今やもうアイツの存在そのものがハラスメントです。ラボの信用問題です、もう無理です何とかしてください。アイツをデコンタミするのが・・・」

Contamination  コンタミネーション  混入  (汚染の意味で使うことが多い)
 汚染物、汚染物質   〔有害物・望ましくない物などによる〕汚染、汚濁


Laboratory contamination 医薬関連なら、「実験汚染」「実験室汚染」「試料汚染」
 感染症疫学なら、生きている病原体が身体等の外表面にとどまっている場合
 オートサンプラーの血液自動検査機等でも、大きな問題となる 
 特に細胞や微生物などを人工的に培養するときの、「雑菌混入」もこう呼ぶ 

 病原性を持つ細菌やウイルスなどで、実験室や実験者が汚染された場合には、特に
 バイオハザード Biohazard, biological hazard 生物学的危害と言う

 
Cross-Contamination クロスコンタミ=相互汚染 動線が交差することによる汚染なども製造工場なら、製造のバッチ間、製品間で相互に異なるものが混じり合うことによる汚染(潰れてしまった小林化工事件がまさにコレ)  大量製造出来る(ワンロット300~600万錠以上とか)ほど売れてる製剤なら、専用ラインを作って製造出来るけど、少量・多品種製造では同じ造粒機・打錠機等を使用することになるので、機器の洗浄等に非常に繊細な注意が必要 (だから、後発品メーカーは大変!そもそも危険の大きい状態で、製造していることになる)    ワンロットで10万錠(1000錠の箱で、たった100箱・・)なら、実験室で出来そうや・・・ 行政指導で、後発品の会社は、全国で5社くらいに大合併させるべきだと思う。

  


医療分野でのクロス・コンタミネーションは誤った診断結果から医療ミスにつながる
可能性があるため要注意 (検査試料等のサンプル間での混入などなど)

 
Decontamination デコンタミネーション  除染 
「欧東部長、今度の開発会議だがね、盛り上がらない・まとまらない原因の胡麻森課長をデコンタミしといてくれないか? どこか田舎へ理由を付けて調査出張でもさせてくれ、その方がアイツも喜ぶだろうよ・・・・出張大好き胡麻森君だろ(家庭に居場所が無いらしいしな)?」 

 

Batch バッチ 生産管理や物流時の一定の塊  バッチ処理=「一定の塊を一度に処理をする」
≒Lot・ロット ほぼ同じ意味だけど、規定された限度内で均質と予測できる、一つの工程又は一連の工程で製造された原材料等の特定の量  ロットの方が物流単位で使うことが多い 
バッチ=製造・加工単位   ロット=物流単位 の認識でいいと思う