ダブルバインドハラスメント 常に二重拘束的な言い方をするハラスメント
Double bind 二重拘束 ある人が、メッセージとメタメッセージが矛盾するコミュニケーション状況におかれること
①「少しは子供らしくしなさい」「もっと大人になりなさい」を同じ日に、親から言われるとか
②「急ぐから、すぐに取り掛かって、あ、解らなかったら、すぐ聞きに来て！」で、聞きに行くと「それぐらい自分で考えて判断してよ、君はもう新人じゃ無いんだから・」
③「いまここで正直に言ってくれれば、僕の所で止めて何とかするから・・・・」 「何？どうしてそんな事したの？こ・これは、今すぐ本部長に報告してくるから、首を洗って、お沙汰を待っていろ！」 「えー、そ・そんな・・・」
④「欧東君、あの報告書は、今日の５時までに仕上げて持って来なさい。ところで、昨日は６軒しか回って無いんだね、今月の目標は一日１０軒だぞ！ 解ってるな？ とにかく今すぐ出発しなさい、１０軒は必達な！」
⑤「ああ、料理は任せるから、君たちの好きなものを頼みなさい」 「おい！こ・こんな脂っぽいものばかり食えるか！俺の体に悪いだろうが！アッサリしたものにしてくれよ・・・そんなの常識だろ？」
⑤「あー経理の王東です、酢間森さん、先月の経費伝票の不明（不正？）点が多いので、差し戻します。とにかく額も・件数も・如何わしさも突出してますので、大問題になってます、今すぐに説明に来てください」
「酢間森！契約完了はまだか？あの契約は我が社の存亡に関わる重大案件や、経費など幾らかかっても構わん、行け！俺が許可する！経理から何か言われても、何も問題無いからな・・・大丈夫や」
⑥「得意先でトラブルや、また機械が止まってる！ １秒でも早く訪問しろ！ ああ、あの工場に行く道は通学路で、すごく危ないから制限速度30ｋｍは、絶対厳守な！変に急ぐんじゃねえぞ！ それから修理部品も入念にチェックしてから、選んで持って行けよ！ 不足して取りに戻るのは最悪やぞ！」
⑦「友美ちゃん、来週食事に行こうよ！今週の土曜日と日曜日のどっちにする？」
ダブルバインドの応用で、食事に行くか・行かないかの答えを飛ばして、次の選択枝を示している。強引な（優秀な？）セールスマンは、この話法を使ってることが多い。
