医療用語集 tttake’s diary

医療用語研究(勉強)  略語・隠語・ドイツ語・英語・カタカナ語などを紹介・おすそ分け。

医療用語の「Patient・患者 」特集 ② 「IP ・Identified patient」「Expert Patient」

IP アイピー Identified patient アイデンティファイド・ペイシャント  「患者とされた人」  identify 〈…を〉(…に相違ないと)確認する; 見分ける
 この言葉が必要である深い理由は、「最初に患者とされた人だけが患者ではない」ということ。例=ひきこもりの息子に絶望した母親が、自分の鬱治療をきっかけとして、息子の治療につながった。息子も精神疾患だったが、治療することで社会復帰出来た。 
この場合、母親は「IP」であるのと同時に、医療機関に来る力すらなく、もっと病理の深い「ひきこもり息子の阿寒森ジュニアさん」を、間接的に治療につなげたことになる。出血するような大怪我なら、救急車を呼ぶ・・・心の中で大出血してるような患者は、自ら病院には来ない。救急車も呼ばない・呼べない、病院へ行く元気も無い。 
来院患者は、まあ元気な患者で、病院に来る意欲も気力も体力も残っている。 
Social withdrawal  引きこもり(学業や就職をしておらず、一日中家の中に閉じこもってすごす)
Social recluse・Stop-at-home・Stay-at-home
Nature-deficit disorder ネイチャー・デフィシット 自然と接する機会の不足による心的、 身体的な病気  引きこもりやゲーム依存症から花粉症まで、さまざまな現代病 
Neet ニート (Not In Education, Employment or Training の略) 十五歳から三十四歳までの、家事・就学(通学)・就業をせず、職業訓練も受けていない者    三十五歳からは「中年ニート」などと呼ぶ 
ネオニート=企業に就職せずとも十分な収入を得ている人のこと 
「汚いジーパン・Tシャツで、一日中パソコンの前に居るのに、年収1億円以上の大王東さんとか、家族もどうやって稼いでいるか解らないそうです・・株でも無いし」
社内ニート・オフィスニート=仕事が無いため、社内でほとんど働いていない労働者
「欧東さんの会社って、何してるか判らないオフィスニートの部長だらけ?って本当なの?」「やっぱ、本当なんや! ただブラブラして、パソコンをボーと眺めて、定年を待ってるんだね」

 

Expert Patient、E-patient  エキスパートペイシャント 賢い患者、エキスパート患者
「5Fの欧東爺さんに要注意、ああ見えてエキスパートや!英語の病名等も全部理解してるぞ、専門用語で聞いてくるんや・・・」「高学歴で英語の得意な人が特殊な疾患に掛かると、グーグル先生を飛び越して勉強し、最新の英文文献まで読みこなし、医師に説明を求めたりする 」 ホンマに困るらしい。まあ、医師より優秀な勉強好きの患者で、英語もパソコンも堪能って人は普通に居るよなあ・・・ 
超昔の話だが、金を積んで(寄付金5000万円とか)医師になった友人も居たものなあ 
Expert ある分野に経験を積んで、高度の技術をもっている人 専門家 熟練者