医療用語集 tttake’s diary

医療用語研究(勉強)  略語・隠語・ドイツ語・英語・カタカナ語などを紹介・おすそ分け。

ハラスメント徹底調査 ⑤③ 「オープンエンドハラスメント」「オノマトペハラスメント」「オーバーメディケーションハラスメント」

オープンエンドハラスメント  これを十分理解している医師が、患者と会話を交わすのがメンドクサイと、わざわざクローズドクエスションのみで会話を終わろうとするハラスメント。 開業医はまずやらない(患者が来なくなるので、丁寧な会話をする)が、ネーベンの病院勤務医師等はこれをやってしまう。「患者が増えても減っても、俺の給料は変わらない・・・診察は早く終わった方が楽で、いいに決まってる! 開業するときには、またその時考える。同じ患者数なら13時に飯より、12時に飯がいい」
Open-End  オープンエンドの質問 患者情報を引き出す為「ハイ」「イイエ」で答えられない質問 「今朝、ご飯食べられましたか?」⇔「今朝のご飯は、何をどのくらい食べましたか?」
オープンクエスション 答えが限定されていない質問「今日は何故病院に来たのか?」①欧東先生に会いたいから(惚れてます) ②退屈だから ③家は暑いから     ④皆と駄弁るのが好きだから ⑤薬が切れたので ⑥同病の友達に会いたいから   ⑦暇すぎて、ここで新聞を読むのが日課なので ⑧美人の看護師が居るから 
⑨家にいると虐められるから ⑩家内が、午前中はどこかに行けと言うから      ⑪バスの無料券があるから ⑫病院までが丁度いい散歩コースだから
クローズドクエスション 答えが限定される質問  「欧東さん!今朝は薬を飲みましたか?」 ①ハイ、飲みました  ②イイエ、飲んでいません  の二つに限定される

 

オノマトペハラスメント  とにかく、会話にオノマトペを多用するハラスメント 大嫌いです!  頼むから、やさしい大和言葉中心に喋ってくれ! 
Onomatopee(仏) 擬声語(擬音語と擬態語の総称)を意味するフランス語  日本語では擬音語と擬態語を合わせて「擬声語」と呼ぶことがあり、これがオノマトペにあたる。  ジンジン・キリキリ・チクチク・ズキズキ・ピリピリ・ソロソロ・ジャンジャン・スクスク等々  特に痛みの表現で使うと伝わり易いと言う報告があるけどね 
「終森さんて、何時もピリピリしてて、チクチクと嫌事言うよね、部下が失敗するとカリカリしてガンガン・キャンキャン怒るしなあ・・・・会社の経費はジャンジャン使うけど、自腹の飲み会はケチケチしてるよな、上役には妙にニコニコしながらゴリゴリのゴマをするし、タバコのスパスパ時間は超長えし、もうソロソロ終わりなんじゃね、俺達は奴の顔を見るのも、アキアキしてるんだ・・・」 

 

オーバーメディケーションハラスメント 
Overmedication  過剰医療  「酢間森先生、私背中が痛いだけなんですけど・・・検査検査で・・」「いやいや、背中の痛みは心臓疾患も腎盂腎炎も腎結石や膵炎の可能性もありますからね・勿論癌もあるんですからね」「うーん、近所の整形なら、初診でも自己負担2000円位やけど、こ・ここの会計10000円近いけど・・・」 「(あのなあ、MRIもCTも高い機械なんや!使わな、元取れへんやろ!あんたも大きな病気かもしれへんし、念のためやないかい、これくらい我慢せんかい!) 念の為です、重大な病気を見逃す訳にはいきませんから」 うーん、理屈は解るけど・・・生活の苦しい俺にはハラスメントや!おまけに時間は取られるし、苦しいし・・もう二度と来るか!