医療用語集 tttake’s diary

医療用語研究(勉強)  略語・隠語・ドイツ語・英語・カタカナ語などを紹介・おすそ分け。

医療用語集 「Ghost・ゴースト」特集 ① 再出あり

Ghost ゴースト = 幽霊  亡霊、怨霊、青ざめた人、やつれた人 
  かすかな痕跡[面影] わずかな可能性、 弱々しい人、弱体化したもの
 アメリカの医療業界隠語では、医学生の事を言うらしい。シャドウ研修のように医師に
付いて回って邪魔になるし、幽霊のようにウットオシくて何の役にも立たないから?

 

Ghostwriter ゴーストライター 幽霊作家 Medical ghostwriter  Ghost writing 代筆
医学系では、論文のゴーストライターが問題となる。 
特に修士・博士論文はその大学内だけの審査の為、ゴーストライターに書かせてもバレ難い。    論文では、Ghost authorship(ゴーストオーサーシップ・全く関与していないのに名前だけ共著として載せてもらう)もある。

 

Authorship オーサーシップ  原作者や原著者、出所   学術研究倫理においては、論文の著者や共著者、実験やデータ分析などにかかわった人を記載することをさす。 どこまで入れるかで 大学や研究機関などの規定として厳格な基準が設けられている。
 ゴーストオーサー・ゲストオーサー・ギフトオーサー等は許容されない。

  • Gift authorship(ギフトオーサーシップ),
  • Ghost authorship(ゴーストオーサーシップ),        
  • Guest authorship(ゲストオーサーシップ) 
  • Multiple authorship(マルチプルオーサーシップ) 多数著者
  • Honorary Authorship オノラリーオーサーシップ 名誉著者 
    著者が相手への好意のしるしに、あるいは自らの箔付けをねらって、名ばかりの共著者を設ける。悪しき習慣・名義貸し。 これで、STAP細胞をめぐる騒動では世界的に著名な研究者だった笹井芳樹氏は、共著者となって、自殺に追い込まれた。韓国では、権力者の娘の高校生がオーサー(First author・第1筆者・筆頭筆者)となって論文発表(たった2週間インターンで大学へ通学しただけで)し、その功績で医学部無試験入学が許されて、問題になったよね。

Ghost author ゴーストオーサー  ≒ ghostwriter 学術論文出版時の幽霊著者 
オーサーシップ(著者資格)を持っているのに著者として名前が論文に記載されない研究者も わざと名前を出さない場合もある。
例①研究に貢献した研究者の名前を著者として掲載しなかったケース
例②製薬企業に所属する研究者が研究に貢献しても、企業に都合のよいように論文が
書かれたと思われることを避けるため、あるいは都合のよいように論文を書いたことを
隠すため、該当する研究者の名前を意図的に書かない。企業の研究所内の実験データーを大学内のラボで行ったことにして発表するとか
例③外部のメディカルライターなどが執筆した論文を自分が書いたように発表