医療用語集 tttake’s diary

医療用語研究(勉強)  略語・隠語・ドイツ語・英語・カタカナ語などを紹介・おすそ分け。

医療用語  トリアージの勉強 知識は武器!

Triage 災害医療時の治療優先度決定。識別救急。 語源は選別の意味(仏)トリアージュ   元々はフランス軍の衛生隊が始めた、野戦病院でのシステム 「トリアージュ」って言うと「トリアージだろ!大西東君!」 「これフランス語です!元々はフランス軍の・・・」で嫌われる? トリアージコーナー 病院の玄関・受付での「診療科の振り分け」もこう呼ぶ。        ベテランナースが座って、何時もにらんでいるでしょ!
アンダートリアージ =実際の症状よりも軽症として判定を低くしてしまうこと  当然、オーバートリアージよりもアンダートリアージの方が危険  コールトリアージ=119番通報時に、指令室で患者の状況を聞き取り緊急度・重症度を識別
フィールドトリアージ=現場で救急隊が状況を見て判別する

JTAS(Japan Triage and Acuity cale)                                        救急外来での救急外来患者緊急度判定(トリアージ)システム 

Triage officer トリアージを行う責任者をトリアージオフィサーとよび、医療施設では、医師が、行うことがおおく、災害現場では、救急救命士が担当することが多い。

Triage tag 種類・分類
 黒(全く治療されない・ほぼ死亡・直ちに処置しても救命が不可能。ほぼ心肺停止)
critical    赤(最優先治療群・生命に関わる重篤な状態で一刻も早い処置をすべきもの。)
urgent   黄色(待機的治療群・早期に処置をすべき。赤に変化する可能性がある。入院)
walking wounded   緑(保留群・歩行可能で、今すぐの処置や搬送の必要ないもの。)
「えーと大西東さん? 何かとうるさい親父? ああ緑タグで歩いて帰ったよ・・擦り傷だけやね。丈夫や親父やったなあ・・スキップしてたわ」 

トリアージナース Triage nurse 選別担当看護婦
 救急外来などで、重症度を判断し,必要な処置を手配する看護専門職。「あの事故の被災者で60歳前ぐらいの男性? そこのトリアージナースに聞いてください」「スーツ姿の盛森さん? 男性中肉中背で暗い感じ・・ ああブラックタグで今隣の部屋です。残念です・・・親族以外なら見ない方が・・」
 アメリカでは、ブラックタグ患者を研修目的で遠慮なしに切開手術する研修医が要るらしい。