医療用語集 tttake’s diary

医療用語研究(勉強)  略語・隠語・ドイツ語・英語・カタカナ語などを紹介・おすそ分け。

医療用語 サルコペニア・フレイル・ロコモ・マーズ 全部説明できる?

  • Sarcopenia  サルコペニア(独)加齢に伴い、筋力や筋肉量が低下していく現象。 「高齢期にみられる骨格筋量の低下と筋力もしくは身体機能(歩行速度など)の低下」ギリシア語でサルコ(sarco)は「肉・筋肉」、ペニア(penia)は「減少・消失」の意。
  • sarcopenic obesity サルコペニア肥満=単なる肥満と比べてよりADL低下・転倒・骨折、死亡をきたし易いので注意する必要がある。
  • Frail  フレイル 高齢で筋力低下等の状態 サルコペニアより症状は進んでいるが、まだ健康を取り戻せる状態?  日本老年医学会の名づけ「欧東!山やらないとフレイルになるぞ!」言わば、健康な状態とサポートが必要な状態の中間(精神状態含む)を表す用語。「加齢に伴う予備能力低下のため、ストレスに対する回復力が低下した状態」
    ロコモは運動器症候群  運動器の衰え・障害でフレイルに含まれる。 メンドクサ! 英語の「Frailty(フレイルティー、虚弱)」が語源      心のフレイルなどとも言い始めた。
    オーラル・フレイル=高齢者が食の安定性を欠いた状態 歯とか嚥下問題も   身体的なフレイルの入り口
  • Locomotive Syndrome  ロコモーティブシンドローム 運動器症候群  運動器の衰え・障害     日本整形外科学会が提唱(現在ではサルコペニアをも包含する概念?。どっちがどっちを飲み込むの? メンドクサ!一つにして欲しい)
    ロコトレ」=ロコモーショントレーニング=ロコモにならないための、筋力トレーニング 転倒予防体操と言う場合も  「ロコチェック」=ロコモーティブシンドロームのスクリーニングツール
      「ロコモ25」=ロコモティブシンドロームスクリーニングツール、25問からなる自記式質問票 「がんロコモ」=がんが影響し移動能力が低下した状態・ステージ4で骨転移を起こした状態 骨折、痛み、麻痺、しびれなどを生じ、立つ・歩く・走る・座るといった移動能力が低下。
    「欧東先生、4Fの金森さんが病室から居なくなりました!」 「えっ、彼はがんロコモがひどくて動けないはず? どうやって動いた? まさか70歳の誘拐事件かよ?」
  • マーズ MADS(Musculoskeletal Ambulation Disability Symptom Complex)運動器不安定症  高齢者による、下肢の筋力や立位のバランスの低下によって、歩行・移動能力が落ち、転倒・骨折するリスクの高い状態 「桃森さんってマーズなのにサーズになったんかよ!」 ロコモは歩行機能の低下した状態、マーズは転倒のリスクの高い状態  ここも一つでいいと思うのは私だけなの?