医療用語集 tttake’s diary

医療用語研究(勉強)  略語・隠語・ドイツ語・英語・カタカナ語などを紹介・おすそ分け。

Euthanasia syndrome

ユーザネージア症候群   全ての治療がほぼ無効の末期がん患者で、オピオイド(麻薬系)やその他の鎮痛剤もほとんど効かない・・・・・元々頑強な体でまだ1カ月程度は持ちそうだけど・・・もう患者の苦しみは見てられない 24時間痛みで声を上げて、のたうち回ってる・・・何故か、セデーションも効果が薄いようだ・・・
意識がある時には「お願いだ・・・もう・・・ら・楽にしてくれ!」って懇願してくる・・・・ この患者は衣服やコードを首に巻き付けて、何度も自殺を試みるも、やや力が足りず失敗・・医師も家族も見てられなくて・・・

家族も「王東先生、何とかしてもらえませんか?もう見てられません」 で、当然違法と充分解っていて、とうとう塩化カリウムの注射を選択・・・・ところが、変な正義感の看護師が「わー!殺人や!」と警察に告発・・・王東先生は殺人罪!で即逮捕となった
遺族には、殺人教唆の罪!で捜査が入る・・・遺族は「確かに何とかして、とは言ったけど、ハッキリ殺してくれ、などとは絶対言って無い・・・もっと楽にしてくれって意味だったんや、コレは王東先生の独断だと思う・・・俺達はよく知りません」と逃げる・・「こ・こんなはずじゃ・俺は殺人者か?これで医師免許の剥奪かよ?」となる

罰金上の前科で、医師免許剥奪の行政処分の可能性がある

Euthanasia ユーサネイジア・ユーサネージア 安楽死 ≒Mercy killing      (独)Euthanasie
積極的安楽死 (active euthanasia)=回復の見込みがなく、苦痛が激しい末期の傷を負った人や癌などの病気を持っている人などに対して、本人の意思に基づき、薬物の投与などによって人為的に死を迎えさせること。 勿論、日本では認められていない  今後も無理? 絶対回復しない高齢の患者・意思表示出来ない患者に、胃瘻処置・延命のための透析などなどを行う国だからね・・・
患者の苦痛を最大限引き延ばしても、それでよしとする風潮  皆、自分の最後は違うって思ってるんだろうなあ・・・

Death with dignity 尊厳死=消極的安楽死 ( passive euthanasia) 人間が人間としての尊厳 (dignity) を保って死に臨むこと

Mercy killing  マーシーキリング 安楽死 Euthanasia  comfortable death easy death 
積極的な安楽死が法で認められている国としては、オランダ・ルクセンブルク
ベルギー・カナダ・コロンビア・スペイン・スイスなど、まだまだ少ない

「お、欧東先生!お願いですから・・マーシーキリングを・・・・」 
「伊鯛森さん、痛いの?でもね頑張ってオピオイド増量とセデーションで頑張りましょうね (そんなの頼まれても、俺が殺人罪になるやんけ!早めにスイスに行けや!)」