英語の頭文字略語を覚えるのは大変ですか? そんなことは無いよ、君はUFJとUSJを区別して覚えていて普通に使ってるでしょ? 「明日はUSJに行くから、そこのBMWの店の横のUFJ銀行のATM(CD)で現金を下ろしとくか・・・」 医療でも同じです。 覚えて日常的に普通に使えば、もう日本語と同じ、そんなもんです。
- CPA(cardiopulmonary arrest) 心肺停止 心拍停止、呼吸停止状態 CP arrest 「おーい、王東先生、この酢寒森って60歳ぐらいの患者はCPAだったんだな?CPAOAか?CPAAAか?」
- CPAOA Cardiopulmonary Arrest On Arrival 来院時心肺停止
- CPAAA cardiopulmonary arrest immediately after arrival 到着直後心肺停止
- DOA Dead (death) on arrival 来院時心肺停止 (来院時死亡)
「欧東先生、この59歳の阿寒森さんって患者さんはDOAだった?」「ええ、市民病院で手術を受けた、がんサバイバーの患者です。後で問い合わせると、CVDリスクも高い在宅患者で・・・住所の近いうちの病院に緊急搬送されて来たようです、私が診た時にはすでにCPAで、助ける事が出来ませんでした」 - CVD Cardiovascular disease 心血管疾患
- CPR Cardiopulmonary resuscitation 心肺蘇生 心肺蘇生法 医師や救急隊員の前に、その現場に居合わせたバイスタンダーがすぐ心肺蘇生(CPR)を行う事で患者が助かる率が高いと言われる。「君達は煙森君が倒れた時に、誰もCPRを試みなかったのか?」「だって、煙草臭いし・・・口から泡拭いて気持ち悪いし・・・救急車呼んだんですから充分でしょ? あ、仲縞田の奴はホットケって言ってました」
- CPCR cardiopulmonary cerebral resuscitation 心肺脳蘇生 (法) 最近はコッチを使うようになってきた。
- CCPR cerebro-cardio-pulmonary resuscitation 心肺脳蘇生法
- NCPR neonatal cardiopulmonary resuscitation 新生児蘇生法 患者の意思表示としては、
- DNR do not resuscitate 「延命治療しない」「心肺蘇生しない」の意思表示
海外では、胸に「DNR」の入れ墨をしている人も居る。後遺症を持って生き残りたくない? resuscitate レサシテート = ~を生き返らせる、蘇生させる. 「欧東先生、阿寒森さんって救急患者、心停止したんだろ? どうしてDCやらなかったんだ?」「そ、それが・・・胸を開けると、DNRってタトゥーが有ったんです・・・処置すれば逆に訴訟になるかも・・」 - DNAR do not attempt resuscitation 「蘇生を試みるな」 蘇生適応除外
DNRは、「絶対蘇生させるな!」って意味にもとられるので、「試みても無駄な蘇生を行わない」という意味でDNARというほうが一般的になってきた。 - DNI Do Not Intubate 挿管不要 全ての挿管・チューブを拒否? ちょっと解る。人工呼吸や心臓マッサージ、心臓の薬の投与は行われるが、人工呼吸器は装着されない「欧東先生、草井森さんはDNIを宣言されてますが、導尿はどうします?」 「それもダメや!まあ紙パンツ重ねといて・・・やな」
- VSED Voluntarily Stopping Eating and Drinking 自発的な飲食停止 緩慢な死を選択するという意思表示
- AND Allow natural death 自然死を許可する・自然死を選択する