医療用語集 tttake’s diary

医療用語研究(勉強)  略語・隠語・ドイツ語・英語・カタカナ語などを紹介・おすそ分け。

295 「ノイエス ハラスメント」

Neues ノイエス(独)   新説・新知見(特に学会・論文などで) 医学的に新しいことを発見したとか・・・・この星では・・・まずは、新しい説は反対され受け入れられない事になって居る。 ガリレオやセンメルベイスの例が物語っている・・・あーこんなのハラスメントや!

英語なら、New Doctrine [Theory]    New View  になるのか?


①「欧東先生!母須森先生の前で、あんなノイエスを発表しちゃダメですよ! 欧東先生の先見性や才能と着眼点をねたまれて必ず潰されますよ・・どうしてもやるなら、事前に根回しを・・・(まあアンタは絶対しないか・・・変に出世して、人事管理なんか大嫌いですもんね)」 


②「王妃菓子課長! 今日会議で発表した案は今後の我が社の発展のためには、大正解だと思います。 でも、護摩島部長や阿寒中常務に事前に根回しをしなかったんですね。あのジジイ達は面子とゴマすりの社内出世競争だけで生きてます・・・自分が聞いてないことは取りあえず反対するんです。将来ビジョンも夢も無いくせに、屁理屈だけは一人前って奴らです。反論と言い訳と責任逃れ関しては超一流なんですよ・・・どうして事前工作しなかったんですか?」 
「そ・それが出来たら・・・今頃は俺がアイツらを部下にしてるわい! もういい、転職する(あのなあ君・・・アイツらに根回しするって事は、ゴルフや酒や派閥争いの仲良しクラブにも加わるってことなんやぞ・・・俺の人生が変わってしまうわ・・・)」

 

Semmelweis reflex センメルヴェイス反射  今までの常識では理解できない新事実を受け入れず、拒絶しようとする人間の傾向   院内感染予防の父と呼ばれる19世紀の医師センメルヴェイスに由来(1818~65年ハンガリーの産科医イグナス・P.ゼンメルバイス)   (感染症関連のSF映画Contagionでのブルース・ウィリスの発音は英語でセンメルワイスと聞こえるけどなあ・・・) 
  接触感染の存在が知られていなかった当時、センメルヴェイスは産褥熱等の予防法として、今日では常識の「手を消毒する方法」を唱えるが、誰にも理解されることなく
排斥され、不遇の死を遂げた。 手洗い・殺菌剤の先駆者とされる(当時は、さらし粉・
次亜塩素酸カルシウムで手洗いを推奨していた・・・偉いやん!) 当時の医師は汚れた手で手術などをしていたんだね・・・だから、当時の妊婦は病院で出産すると、産褥熱で死ぬ確率が高いからと・・・病院へ行くのを怖がっていた。