医療用語集 tttake’s diary

医療用語研究(勉強)  略語・隠語・ドイツ語・英語・カタカナ語などを紹介・おすそ分け。

医療関連用語中心での「教育・学生・学習・研修等」特集 ⑤ 「Assistant professor ・アシスタントプロフェッサー」

Assistant professor アシスタントプロフェッサー =  助教            日本の大学教員の職階は、学校教育法によって教授、助教授、助手(及び大学の判断によって講師)となっていた     2007年の改正によって、助教を設けると共に、助教授を準教授(Associate Professor・アソシエイトプロフェッサー)と呼ぶことになった。研究をする助手が助教になり、教育専門の補助や実験等の補助する役が助手と呼ばれることになった。   現在は、教授➡准教授➡講師➡助教➡助手 となっている

 
Docent ドーセント  大学講師は、教授又は准教授に準ずる職務に従事する教育職員
              大学によっては自分の研究室が持てる

 
Assistant professor   助教のほとんどは任期付きで、実験や演習を持たされることはあっても、助教は通常の講義を持たないのが普通(持つことは可能だけど、少ない) 
コンスタントに論文を出して研究者として十分な業績があったとしても、最長10年間の任期が延長されることは無い。(10年を超えると法律によって無期転換する義務が生じるため) 勿論、優秀な助教なら講師・准教授へ昇格あるいは教授選に立候補して教授になる場合もある。 東京在住で論文数も多い・評価の高い助教でも「田舎の大学の教授は嫌や!」と言う人種も多いらしい。(金に困って無いし、名誉職より研究や!) 
長年、准教授・講師・助教を務めていても、自分より若い教授が着任すると、開業あるいは病院へ就職って話は普通に聞くでしょ? 医学部なら普通、医師免許が有るので、助教の任期が切れても・・・まあ困らない。  でも、他の学部なら博士号を持って(ポスドク)フリーターと言う話も稀では無い 

 

Post doctor ポストドクター (和) ポスドク研究員  全国におよそ1万人以上がいる。博士号取得者約10万人のうち企業にいるのはわずかに1万人で、大学が7万人 
頑固で人付き合いが悪く、コネも無い・業績も無いなどで、最終的にフリーターをしている場合もある。
Postdoctoral fellow ポストドクトラル・フェロー  ポスドクー・フェロー  とも
Postdoctoral Researcher・Postdoctoral Associate などとも
博士号は取得したが,正規の研究職または教育職についていない者
(普通は、一年契約等の任期制での就業も含む。コッチだけをポスドクと言う場合も)


「あのさー阿寒森さんってポスドクから営業社員でしょ? でも特定の狭い領域にだけ無駄に詳しい専門馬鹿なんだって・・・それで、ほとんど役に立たないらしいのよ・・相手怒らせて帰って来るし・・・」「ああ、自分の専門領域関連の教授の処へ行っても、突っ込まれて、かえって馬鹿にされてシンドイらしいよ、何だか顔色悪いだろ? アカポスの取れない博士って大変やな」 
アカポス=アカデミック・ポスト Academic post 代表的なものは正規の大学教員
Over Doctor オーバードクター (和)余剰博士  ①博士の学位を取得しながら定職に就いていない者  ②博士課程3年の期限を超えて学位を取れない学生 
普通は①を言う ②は博士になって無いから、ビフォワードクター?かな?