医療用語集 tttake’s diary

医療用語研究(勉強)  略語・隠語・ドイツ語・英語・カタカナ語などを紹介・おすそ分け。

Medical jargon 医療俗語・医療隠語(米国中心で) 100「DFO 」「ドーター・フロム・カリフォルニア」

DFO  ディーエフオー  Drunk and Fell Over  酔っ払って倒れた  米国隠語
「王東先生、今救急車で患者が来ました・・・DFOの後に車にひかれた患者さんです」
「クソ、倒れるまで飲むなよ・・・で、これでまだ息があるのか? ウワーすげえな、コイツはゴキブリかよ?」「えーっと、60歳のサラリーマンで五木森さん・・・同僚の方が傍に居たそうですが、自分で車道に倒れたようです(彼が押したのかもね?)」


Cockroach Factor ゴキブリファクター ゴキブリ要素・要因・因子   米国隠語
外傷や深刻な治療を生き残る患者  普通、社会貢献している人ほどこの能力は低いとされている。
「王東先生、あの五木森さんって言う患者助かりますかね? あんな酷い事故・大手術見たのは初めてです」 「はは、君には解らんのか? あんなゴキブリファクターの強そうな患者は、滅多に死な無いんだぞ・・・・憎まれっ子世に憚るってやつでな、生命力も強いんだぞ・・・フン!」


Roach  ローチ 多物質乱用と、恐ろしく、長く、複雑な病歴を持ち、それでも死ぬことのない患者  米国隠語 

 

The Daughter from California ドーター・フロム・カリフォルニア        Daughter from California syndrome
カリフォルニアからやって来た患者の親戚の娘  米国隠語


①患者の遠い親戚がイキナリやって来て高圧的な態度で怒りまくって、医師に何かと無理な要求をして困らせる。突然病院に到着し、死にゆく親戚の命を救うために、医師に何らかの医療処置を行うように要求する。 しばらく患者を見守って居なかったと言う罪悪感がこの行動の元になる。日本でも疎遠な親戚ほど、患者の延命措置を強く要求する傾向(患者本人は長く苦しいだけ?)がある。直接介護に携わらないので、ちゃぶ台返しで無責任に延命処置を要求してしまう。もし重い後遺症を残して生き残った場合でも、勿論患者の面倒は見ない・金も出さないのに、口は出す・・・・迷惑な親戚。
「えー、奥様も御子息も、もう延命治療は止めてください・・・って納得されたんですけど・・・」「アカン!叔父さんには、若い頃に物凄くお世話になったんや、一日でも長生きしてもらう!」


②患者が亡くなった後に、遠方の親戚が病院に到着し、患者が受けていたケアが
 不十分であったとして、医療関係者に異議を唱えるメンドクサイ状況
ニューヨークからやって来た娘(息子?)」などの変形版も存在する。
ところで、何でカリフォルニアなん?って話は俺に聞かないでね・・・・何でやろ?
 日本で言うなら「群馬から来た娘?」「新潟から来た娘?」「伊豆から来た娘」??