医療用語集 tttake’s diary

医療用語研究(勉強)  略語・隠語・ドイツ語・英語・カタカナ語などを紹介・おすそ分け。

医療用語集  言葉と疾患関連 特集 ①  さあ、君は幾つ知ってましたか? 

Aphasia   アフェージア・アファーシア  

失語症(話すだけでなく、聞くこと、書くこと、読むことも不自由に)
原因は脳卒中や頭部外傷・脳腫瘍等で、心理的ショックや精神的ストレスでは無い。「黙森さんの奥様ですか、担当医の欧東です。ご主人、アフェージアですよね、ご家庭ではどう・・?何かしゃべる時がありますか?」
dysphasia 失語[症]、発語障害    phasia は xxx語 

Speech disturbance 言語障害
Motoraphasia 運動性失語症・ブローカ中枢の障害、言葉の意味は解るが発話が難しい
Sensoryaphasia 感覚性失語症・ウェルニッケ中枢の障害、言語理解が難しい。

Paraphasia 錯語 失語で、意味が分からない言葉を話したり、書いたりすること。 

 

Alexithymia; アレキシチミア アレキシサイミア 失感情症 感情表出言語欠損症 
「失感情言語化症」「失感情表現症」 感情の気づきや表現が困難で、内面への気づきに 乏しい状態。  自分の感情を言語化して表現することが困難な性格傾向
₋thymia 精神状態、意思状態

 

Echolalia エコラリア 反響言語 ギリシャ語で「繰返し」を意味する オウム返し   自閉症の特徴の一つ  他者が話した言語を繰り返して発声すること。反響言語・反響動作   意味理解を伴わずにオウム返しするものを自動的反響言語という

 

Empty departure story エンプティー発話・空言語 
 発話量に比べて情報量が少なく、キーワードが出てこない
 例)「空森さん!どうしました?」「えーとね、あれがね、そうそう、あれだよあれがね・・・解るだろ?」  まあ、普通の年寄はこれなんだけどね?

 

Coprolalia コプロラリア 汚言症   重篤な複雑音声チックの症状で汚い言葉を発す

るのが特徴  「欧東先生、4Fの汚森さんの担当を外してください、あのジジイって

コプロラリアでしょ? 卑猥な言葉で恫喝・・耐えられません。駄目なら辞めます。」

 

Crane phenomenon クレーン現象  要求をする際に指さしでなく、大人の手を引っ張って目的を達成させようとする動作の事で、主に言葉が出る前の段階に起こり、
発達障害の子供によく見られる。   hand-over-hand gesture

 

Stammering symptom スタマリング  吃音症  

言葉が円滑に話せない疾病、または障害 「発語時に言葉が連続して発せられる」、「瞬間又は一時的に無音状態が続く」などの症状

 

Speech Lock スピーチロック  言葉による拘束   入院・ 介護の現場で、言葉によって相手の行動を制限・抑制する対応 

「縞田さん!立っちゃダメ」「縞田さん、それ食べちゃダメ」「縞田さん、ここから動いちゃダメ」 「縞田さん、チョット待ってなさい」などなど 
相手の人格と意思の尊重をしないと虐待へと繋がるので、好ましくない言い方。
「あー御免ね、縞田さん、西山さんのおばあちゃんが済んだら、すぐ行きますね、
ほんの5分だけ待っててね。すぐだからね・・・」
「駄森さん、それ以上出世したらダメ!貴方も会社も俺も全員不幸になる・・・・」 

 

Neologism ニーオロジズム 言語新作 「誰にも通用しない、自分だけの新しい言葉を作ってしまう」  統合失調症の症状の一つ。「森さん!またニーオロジズムで独り言なの? 意味わかんないし・・・」

 

non-verbal communication ノンバーバル・コミュニケーション 非言語コミュニケーション   声、表情、振る舞い、服装など
Verbal 言葉の[に関する], 言葉から成る
Verbal communication =会話や文字など言語を介した通常のコミュニケーション

 

Babble バブル 喃語  言語発達の最初の段階で、幼児の意味のない音声・片言を言う
「欧東先生、末期の終森さんが何か言ってますけど?」「ああ、バブルや、喃語のようなものや・・一生懸命聞いてあげても、意味のない言葉や・・」

 

Broker Aphasia ブローカ失語 別名「運動性失語」  左大脳半球の下前頭回後部
(ブローカ領野)周辺の損傷に関連深い ブローカ領野=文節言語の中枢である
 前頭葉後下部のことで、舌や口など発声に関係した筋肉の運動連合野に相当

 

Word salada ワードサラダ・ことばのサラダ  滅裂思考が高度になり、言葉がサラダのようにバラバラで、文脈が全く存在しないように見えるもの。「野東さん!又、言葉がサラダになってますよ、繋がってませんから・・・」