医療用語集 tttake’s diary

医療用語研究(勉強)  略語・隠語・ドイツ語・英語・カタカナ語などを紹介・おすそ分け。

医療関連用語中心での「Yellow・イエロー」特集 ③ 「xantho-」「Xanthoma」「Xanthochromia」「Xanthophyll 」

xantho-  (黄色)  キサント
Xanthoma  キサントーマ  黄色腫   持続的な高脂血症により、皮膚が黄色に変色して肥厚した状態       目の周りにできる場合は高脂血症と関係がある   線維黄色腫
gastric xanthoma 胃キサントーム・胃黄色腫   コレステロールを貪食したマクロファージが集積した状態    黄色腫=「そこには炎症があった」証拠
xanthomatosis 黄色腫症                       xanthofibroma 黄色線維腫                    xanthogranuloma 腫黄色肉芽腫
xanthoastrocytoma 黄色星状膠細胞腫                 xanthoderma 黄色皮膚
xanthoma cell  黄色腫細胞 

 

Xanthochromia キサントクロミア  Xanthochromie(独)キサントクロミー  腰椎穿刺などの検査での髄液の「黄」染性状  黄色化  黄疸の場合の黄色皮膚色   主な原因はクモ膜下出血髄膜炎 「王東先生、この救急で来た59歳の胡麻森さんって患者はどうだ?」 「ああ、ルンバール液を確認しましたが、キサントクロミーそのもの 意識の有る時に首の後ろの痛みも訴えていましたので、まずメニンジャイティスですね、培養検査に回しときました・・・勿論他の検査も済ませてますが・・」
xanthochromic 〔脳脊髄液が〕黄変性の
cerebrospinal fluid、CSF 脳脊髄液・髄液とも・俗に言う脳漿推理小説で、まき散らすやつ)
Meningitis(ラ)メニンジャイティス (英)脳脊髄膜炎
Meningitis chemical (化学性髄膜炎)                    Meningitis eosinophilic (好酸球髄膜炎
Meningitis toxoplasmal (トキソプラズマ髄膜炎)            Abacterial Meningitis  無菌性髄膜炎   

 

Xanthophyll  キサントフィル カロテノイド系の黄色系の色素の一種で栄養効果は、ほとんどないが、飼料に配合し卵の着色(あなたも日頃、沢山食ってますよね)や鯉・金魚の発色に用いる。
「王東君ね、あそこの卵はホントに美味いんだよ・・・黄身の色が全然違うよ、君もどうだ?」 「ああ、カロテノイドキサントフィルを用いた着色卵ね・・・僕は自然農法・放し飼いの卵買ってますから・・・ははは(その卵は一個が30円程度なんだろ?そんなの色で騙されてるだけやん、俺ん家のは確か一個100円超してたぞ、フン!)」 

カロテノイド Carotenoid  カロチノイド 野菜の黄赤色の色素で約100種類ある 特にβカロテンが有名  発がん性が指摘される着色料のカロテノイドが有り、EUでは使用が禁じられている 

尚、タートラジン Tartrazine・Food Yellow No.4 食品の着色料である黄色4号の化学名 は卵には使って無くて、タクワンやジュースなどに使ってる。