医療用語集 tttake’s diary

医療用語研究(勉強)  略語・隠語・ドイツ語・英語・カタカナ語などを紹介・おすそ分け。

医療用語の「事故関連」特集 ⑥ 「Crisis・クライシス」を詳しく!

Crisis クライシス 急性悪化,発作   症状が急激に増悪し、危険な状態になること 。何らかの手を打たなければ破局に至るような、極めて不安定な状態 高血圧クライシス・高血圧クリーゼなど   一般紙に出てくると、経済上の危機・恐慌のことが多い
=Krise クリーゼ(独)  ヒトの初代培養細胞を長期間継代培養すると,細胞が老化し死に絶える現象もクライシスと呼ぶ。 会話ではクリーゼの方をよく聞くように思う。 甲状腺クリーゼ(thyrotoxic crisis)とか

  • Postpartum crisis 「産後クライシス」 出産後に妻の夫への愛情が急激に減少する」こと、愛情は全て子供に言ってしまうの?。
  • Crisis intervention クライシスインターベンション = 危機介入
  • Midlife crisis ミッドライフクライシス 中年の危機 心理的葛藤
    主に30代~40代に訪れる大きなメンタルの危機  うつ病アルコール依存症等への入り口?
  • Crisis Care クライシスケア 事件や事故などの惨事(クライシス)後のケア    急性期症状からのケアも 
  • Crisis Call クライシスコール 危機・苦痛の伝達  リストカットなどもこの一つとされる 「私は死にたいぐらい辛いの、ホラ手首を切って血が出てるでしょ?(本当にすぐ死にたいなら頸動脈を切るけど、そんな勇気無いしね・・・  お願いだれか気付いて!助けてよ!)」
  • Crisis communication クライシス・コミュニケーション 緊急事態が発生した際に企業が取る危機管理対応の1つで、対外的なコミュニケーションのこと  メディア対応が大きな鍵     医療関連(病院側でも、製薬企業でも)でも、これを間違えると世間を敵に回してしまい悲惨な結果になる。
  • Crisis management  クライシス・マネジメント ありとあらゆる調査や研究や準備にもかかわらず、危機は必ず発生するものであるという前提にもとづく発想で、実際にそうした危機的な状況に至るとき、人間(個人・組織)は機能不全状態に陥いるという理論。 危機が発生した後にどうするか? 
     (人や機械・設備などが)機能不全に陥ることを覚悟の上で、初期対応や二次被害の回避を行うこと。 臨床リスクマネージャー、臨床クライシスマネージャーなどが存在する。
  • Risk Management リスクマネジメント 危機管理 危機が発生する前に危機の発生そのものを回避する(あるいは被害を最小限に抑える)ための対策を講じる。 日本語では、クライシスマネジメントとリスクマネジメントの2つは「危機管理」として一本化されていることが多い。