医療用語集 tttake’s diary

医療用語研究(勉強)  略語・隠語・ドイツ語・英語・カタカナ語などを紹介・おすそ分け。

病院内で見かける 「専門外来・特殊外来」の話 ⑩ 「LCAP外来」「NAFLD・NASH外来」

LCAP外来

エルキャップ外来・LCAP(Leukocyte Apheresis)白血球除去療法・白血球アフェレーシス 活性化した白血球を、吸着器で吸着する。 潰瘍性大腸炎とリウマチの患者などに行う。「ええ、煙森さん、リウマチは免疫系の過剰反応なので、その先兵の異常に元気な白血球を少し除去してやると言う治療法です。煙森さんは昔MRだったから、作用機序等が気になるんですかね? まあ炎症を引き起こす物質(サイトカイン)を放出する活性化した白血球を減らす治療法とお考えください。勿論、薬も使いますから、頑張りましょうね。 あ、薬の方はお詳しいので、説明はいいですよね・・・」
Apheresis  アフェレーシス   自己血輸血 成分除去 
必要な細胞・成分を取り、再び患者の血液を患者に輸注すること。

 

NAFLD・NASH外来

NASH(Nonalcoholic Steatohepa-Titis) ナッシュ 非アルコール性脂肪肝炎・重症型
NAFLD(Non-alcoholic fatty liver disease)  ナッフルド 非アルコール性脂肪性肝疾患
NASHの方が重篤、 NAFLDは脂肪肝の初期段階、NASHはNAFLDが進行した段階
脂肪肝=生検した組織検査で、組織学的に30%程度以上の肝細胞に脂肪滴が認められるもののこと。問題は、脂肪肝患者は肥満、糖尿病、高インスリン血症、脂質異常等を伴っていること。(勿論、普通の脂肪肝では生検などしないけどね)

「そうですか・・・阿寒森さんのご主人は、大酒のみでタバコも女もギャンブルもやるんですね・・・でもご自身は何もやらないのに、欧東先生にNASHと診断されたのですね。世の中は不公平に出来ているもんなんですよ。 まあ、頑張って治療しましょう」