教科書的な事はあまり書きたくないけど、普通の医療関係者ならこの3つの正常値を覚えていて当然です。もし答えられないなら、新人かな? 糖尿病・糖尿病の薬に関係していて、血糖値やHbA1cの正常値を覚えていない奴は居ないでしょ。一般検診の検査値は全部覚えていて当然だと思ってください。まあ、勝手に覚えてしまうんだけどね。
Bacterial infections バクテリアル・インフェクション 細菌感染と検査値 病原体に感染すると、その局所臓器に炎症反応が起きる。この炎症のマーカー(検査値)が診断上重要。代表的なものが白血球数(WBC)、血小板数(Plt)、C反応性蛋白(CRP)
CRPシーアールピー C-Reactive Protein C反応性蛋白。 炎症反応(基準値:0.1~0.3mg/dL以下) 炎症や組織細胞の破壊が起こると血清中に増加するタンパク質。細菌感染によって動員されたマクロファージが産生するIL6によって肝臓が産生するタンパク CRPがピークになるのは感染から2,3日後。 ウィルス感染ではCRPの上昇は起こらない。 筆者が腎盂腎炎で苦しんだ時は12mg/dLまで上昇してました。動けないぐらい、しんどかった・・・
hsCRP 高感度C反応性蛋白質 従来は0.1mg/dLの感度だったが、0.01mg/dLまで
高感度検査をして、慢性炎症を検出する。 科学は進むのだ。
Blood Platelet・ (blood) plateleta thrombocyte プレート・プレートレット 血小板 血液の凝固因子 platelet transfusion 血小板輸血
Platelet count 血小板数 プレート数 基準範囲は約15万~35万/μL。 感染症や悪性腫瘍等の原疾患の悪化で、凝固活性が亢進し、血小板の消費が起こり血小板数が低下する。
Weisen Blutkorperchen(独)ワイセ 本来Weisen・Weisseの日本語読み
白血球 Leukocyte ロイコ, ロヒコ, Leukozyten ロイコツィーテン
ワイセ= WBC=ホワイト(白)ブラッド(血)セル(細胞)→ の略と覚える?
White Blood Cells(英) 口語では「ホワイト」と言う医師・検査技師も多い。
好中球、好酸球、好塩基球、単球、リンパ球の5種類がある。好中球が、マクロファージ(大食細胞)とともに体内に侵入した細菌を攻撃し貪食する。 当然、ウイルス・細菌感染で白血球は増える。
基準値の一般的範囲 3500~9800 個人差が大きいが、まあ、10000以上が高値