医療用語集 tttake’s diary

医療用語研究(勉強)  略語・隠語・ドイツ語・英語・カタカナ語などを紹介・おすそ分け。

医療現場でよく使う用語集のようなブログ  アニサキス  クリーピング(再出)

Anisakis  アニサキス    回虫目で、海産動物に寄生する寄生虫。 
食事で人(胃・腸)に感染する⇒激痛  食後2−7時間と短時間のうちに症状出現
自分で釣ってきたイカ・サバを開くと、蠢いているのをよく見ます。2-3mmぐらい。
ホタルイカにも寄生が確認、生食が禁止された。(昔は、生を一匹付けの握り寿司があった。寿司屋の水槽で泳いでいるホタルイカをそのまま・・・・怖い!)
Gastric anisakiasis=胃アニサキス(胃に入ったアニサキスが数時間で胃の壁に食いつく)胃内視鏡で摘まんで引きはがす処置をする。あんたはアホか?と医師は思うやろなあ 「胃森さん、差し込むような胃の激痛なんですね。夕ご飯に魚介類を食べましたか?」「ええ、部下の欧東が釣って来たイカの刺身を・・・」 「ははあ、アニサキスの可能性が高いですね、胃カメラで確認します」 「ハイ、見つけました、それにしても消化器の僕の処へ来て、よかったねえ、胃カメラ置いてない先生の処へ行ったら、病院を紹介されて長時間苦しむことになったんだよ・・・ウン」 

 

Creeping eruption クリーピング症・蚯線症・皮膚爬行症 


顎口虫その他鉤虫などの感染により起こる症状.皮膚炎など寄生虫が皮下を這いずり回り、その上の皮膚が盛り上って腫れる。顎口虫(ドジョウ、豚肉、ナマズや鯉などの生食で感染)、Spiruria・旋尾線虫(ホタルイカの生食で感染)、マンソン裂頭条虫(ネコ、イヌ、タヌキ、キツネなどの腸管に寄生している条虫)、鉤虫(泥や土や砂の上を素足で歩くと感染)、糞線虫などが原因で起こる。


cutaneous larva migrans;CLM 皮膚爬行 ブラジル鉤虫(Ancylostoma braziliense)を原因とするものが最も多い
「虫森さん、その皮膚の線状の発赤はクリーピングですね。海外で泥や土や砂の上を素足で歩いたり、生魚など食べましたか? 歩いたし、食べたの・・(やっぱり、雷魚かもなあ?)、虫の摘出手術と駆虫薬で治療します。ああ、痛いし、かゆいね・・(お前がアホやからやろ、我慢しな)」