医療用語集 tttake’s diary

医療用語研究(勉強)  略語・隠語・ドイツ語・英語・カタカナ語などを紹介・おすそ分け。

④「pneumonia」 「市中肺炎・キャップ」「院内肺炎・ハップ」「ヘルスケア関連肺炎・エイチキャップ」

Community acquired pneumonia 市中肺炎(CAP・キャップ)  日常生活中の肺炎      普通に健康に暮らしてたけど、風邪を拗らせてとか・・・細菌性肺炎(肺炎球菌、インフルエンザ菌)・非定型肺炎(マイコプラズマ肺炎クラミジア肺炎)などなど

 

Hospital acquired pneumonia 院内肺炎(HAP・ハップ)入院中の患者が,院内感染により発症する肺炎  入院してから、48時間以上経過した後に発症した肺炎のことで、抵抗力が非常に低い人や、人工呼吸器が原因で起こる。当然、死亡率が高い。
=Nosocomial pneumonia ノーソーコーミアル ニューモニア 院内感染  nosocomial  〔感染などが〕院内で起る  病院で起きるまたは起こる

MRSA感染症・VRSA感染症・薬剤耐性緑膿菌感染症などが代表

 

Healthcare-associated pneumonia(HCAP・エイチキャップ) 医療ケア関連肺炎・ヘルスケア関連肺炎   新たな定義で、市中肺炎と院内肺炎のいずれにも分類しがたい中間的な肺炎症例等の為に作られた? まあ、超高齢化社会で自宅と施設を行ったり来たり等で起きた肺炎?   誤嚥性肺炎や耐性菌性肺炎が代表

正確な定義 ↓

  • ①90日以内に2 日以上の入院歴、 
  • ②90 日以内に長期滞在型療養施設またはナーシングホームの居住   
  • ③30 日以内に注射による抗菌薬治療、抗癌剤または創傷に対する治療を受けた  
  • ④30 日以内の慢性透析  
  • ⑤家族に多剤耐性菌感染者がいる。