「王東先生、何とかスケールって奴が沢山ありますよね？ メンドクサクテ覚えられませんよね？」 「ああ、自分が使うのだけで充分やけど・・少し勉強するか・・・」
NRS Numerical Rating Scale ニューメリカル・レーティング・スケール ペインスケールの一つ 「患者が感じている痛み」を数字で評価するための指標 Numerical＝数の・数字で表わした 普通、0から10の11段階で評価 リハビリNSRとか呼吸困難NRSなどと言うでしょ？・・・・
①「板井森さん、初診時・治療開始前の痛みを10として、今はどれくらいの痛みですか？えっ１５？ うーん、１５以上ですか・・・うーん・・・あの薬も効きませんかあ？（オイオイ、ホンマかよ？ 真面目に飲んでるんやろな？）」
客観的に痛みを計測する方法・検査する方法など無いし・・薬を飲んでいないかも？
②「じゃあ、板井森さん、今まで経験した一番強い痛みを10として今の痛みはどれくらですか？」「うーん女房が娘を連れて出て行った時に、追いかけて階段から落ちた時が１０かなあ・・あの時は心も痛かったし、今は７ぐらいか・・そ・そんなのいいから早く言ってくれ！ 俺は・・・ど・どうせ癌なんだろ？」
Visual Analogue Scale（VAS） 視覚アナログ尺度 痛みの程度を表す部位に印をつけてもらう
Verbal Rating Scale（VRS） 痛みの程度を言葉で表現してもらう
Faces Pain Scale（FPS）＝ Face Rating Scale（FRS） 顔の表情（イラスト）で痛みの程度を 評価する。 年寄は漫画のような絵を見て・・・「俺を馬鹿にするな！」って怒る場合もある。
Pain Disability Assessment Scale（PDAS） 痛みの状況が日常生活にどう影響するか、これを簡易的に評価する方法 「買い物に行く」などの20項目の質問形式
