医療用語集 tttake’s diary

医療用語研究(勉強)  略語・隠語・ドイツ語・英語・カタカナ語などを紹介・おすそ分け。

Medical jargon 医療俗語・医療隠語(米国中心で) 68「コフィンドジャー」「ペアレントエクトミー」「ペイシェント・ジャーニー」

Coffin Dodger  コフィンドジャー 期待に反して生き残った、または非常に古い人  米国隠語 

そう言えばコフィン・ダンサーって、ジェフリー・ディーヴァーの小説に出て来る殺し屋だったね。 忙しい君は、小説を読む時間なんかありませんか? あれ面白いんだけどなあ・・・・そう、ボーンコレクターのシリーズだよ お勧めします。
Coffin=棺,ひつぎ,棺おけ Dodger=ひらりと身をかわす人,ごまかしのうまい人
「王東先生、今の東病棟の5Fにはコフィンドジャーのジジイ達は何人いるんだ?」
「はあ、タバコ臭い酢間森・空気読めない仲縞・社長と呼べと言う縞縞田・ドケチの八馬本・メンドクサイ市河・・・・ん~と、男性は5人ですね」 

 

Blade  ブレード    Surgeon・外科医のこと   米国隠語
Blade=刃,刀身,刀,(安全かみそりの)刃 刃物 ナイフ

 

Parentectomy ペアレントエクトミー 親子切除術  子供の問題の最も効果的な治療法として親を取り除く  米国隠語
「央東先生、4Fの明奈ちゃんはどうだ?元気になったか?」 「え・ええ、入院すると元気になるんですが、自宅へ帰すとねえ・・・両親が何だか変な宗教に染まっていて、どうも生活や食事も独特で栄養不良に近いのかと思います。精神的にも追い込まれているようで・・・危ないです、命の危険が大きいです・・・もう、ペアレントエクトミーが必要な段階かと・・・・」  

 

Patient Journey ペイシェント・ジャーニー                 Journey=旅、旅行 (特に陸上の長い)旅行  米国隠語では、病気治療の長い旅
①大病院内での受け付け・採血・画像診断・診察・支払い・・と患者が院内をあちこち巡ること
②患者が疾患や症状を認識して、最終的に病院での受診・入院・手術・治療・服薬・リハビリなどの全部のプロセス 
③検診で異常を指摘され、精密検査で”がん”と診断を受ける。その後セカンドオピニオン・サードオピニオンまで受けるも、結局手術・・・3年後に再発・・・再度の抗がん剤放射線治療開始・・が無効で・・・セデーションとモルヒネでエンドステージを迎える・・・これ全部ジャーニー?
④疾患の「病気認知」、「情報収集」、「受診・検査」、「診断・治療」、「評価・フォロー」などなど