医療用語集 tttake’s diary

医療用語研究(勉強)  略語・隠語・ドイツ語・英語・カタカナ語などを紹介・おすそ分け。

医療関連用語中心での「教育・学生・学習・研修等」特集 ⑱ 「ゴーレム」「シーシス」「ゼブラシンドローム」

Golem effect ゴーレム効果 教師が学修者に対して抱く期待度が低ければ低いほど、
 学生・学修者の学習等の成果は落ちるという現象  ⇔ ピグマリオン効果 
「えっ、私にあの阿寒森の特別個人教育指導をやれって言うんですか? 何ヶ月掛けても、素材がダメなものはダメって思いますけど・・・はあ、配置転換先が皆嫌がって? うーん」「あのね央東君ね、ダメな奴と言われ続ければ本当にダメ人間になっていくというゴーレム効果を知ってるよな、今度は是非ピグマリオンでやってくれ!俺は君に期待してるぞ!指導が上手くできる=出世のチャンスやぞ!」

 

Thesis  学位(博士)論文, 卒業論文                    Thesis for a doctorate doctoral thesis doctoral dissertation  博士論文
academic dissertation  学位論文    master's Thesis 修士論文
シーシスは学術論文として認められない! シーシスはその分野で充分な知識が有ることを示すための論文。 読者は教育委員会/教授(学位授与にふさわしいかを審査)
普通、無駄に(失礼!)長い  ジャーナル論文の目的は「進歩・先進・新たな知見」「欧東先生、先生の論文数はどれくらいですか?」「えーと、卒論だろ、修士論文に博士論文だろ、他には教授の手伝いして名前が載ってるのが2本・・・あー准教授の文献にも俺の名前があるから、全部で5~6本かな」 (結局、自分でオーサーで書いたジャーナル論文は、まだ無いのね・・・)

 

Zebra syndrome ゼブラシンドローム シマウマ症候群/医学生症候群  医学生がありふれた症状を重篤な疾患と関連付けてしまうこと  「ウマの蹄音を聞いて、シマウマが歩いていると考える」に由来 (米国隠語)
①「フムフム・・・肝臓の病気って案外多いんやな・・・・圧痛を訴える場合もあるのか・・・ちょ・チョット待てよ、俺の右側の背中は前から痛いし、自分で肝臓の辺を押さえると違和感があるし、何か痛いやんけ!ワー!た・大変や!気分が悪くなってきた・・お・欧東先生!」 
②「待て・待て・・・この患者の高熱は何だか変だ、絶対重症やろ・・・・腹痛・頭痛・痙攣・意識障害もかよ・・・・か・感染症かな・・・な・何から検査したらええねん? わー大変だ!絶対重病や! すぐ欧東先生呼んできて!」「あのなあ、阿寒森!いちいち仮眠中の俺を呼び出すなよ・・・夜間救急ではなあ・・・・こんな患者は普通に運ばれて来るぞ!自分の頭で考えて対処しろや!(このボケ!)」

Medical student syndrome メディカル・ストユーデント・シンドローム
Medical students' disease  second year syndrome    intern's syndrome
健康な医学生が自分達が研究している病気にかかっていると思ってしまう
疾病恐怖症に近い

 

Hippocratis・ヒポクラテス症候群  看護学生・医学生などが、講義で○○という病気を勉強し、自分がそうではないかと心配する症候群 こっちを「医学生症候群」と言う場合も  隠語

 

薬剤師症候群=薬の重篤・悲惨な副作用を勉強・経験しすぎて、自分では怖くて薬が
飲めなくなる状態 (筆者オリジナル)勿論、自分の子供にも薬は、まず飲ませません