医療用語集 tttake’s diary

医療用語研究(勉強)  略語・隠語・ドイツ語・英語・カタカナ語などを紹介・おすそ分け。

医療隠語(カタカナ語・英語・ドイツ語)の話 ㉕ 「ヒスパニックパニック」「ビーマー」「ピローポジティブ」

Hispanic Panic ヒスパニックパニック ヒスパニック(スペイン系)女性が起こすヒステリー    米国隠語
米国でのHispanicは、普通スペイン語を母国語とする中南米出身者やその子孫を指す
Status Hispanicus  叫び声を止めることができない、過度に不安なヒスパニックの女性。米国の先祖がヨーロッパ系の白人医師は、どうもヒスパニック系が苦手なようですね。

Hysterie  (独) (オランダ語 身体表現性障碍   英語なら Hysteria ヒステリア
ヒステリーは過去の呼称で、現在は、DSM-IVでは身体化障害、他の医学分類では
転換型は転換性障害、解離型は解離性障害に属す障害とされる 
Hy・(エッチワイ)(ハー・イプシロンなどと隠語で言う 「子宮」を意味するギリシャ語「hustéra」に由来 昔、子宮の異常が原因と考えられてた

 

Beemer ビーマー  肥満患者のスラング   BMIからの連想    米国隠語
BMI  Body mass index ボディ・マスインデックス    ケトレー指数とも
Beemer Code ビーマーコード  米国の医師が肥満患者の治療のために請求する追加料金のこと

 

Pillow positive ピローポジティブ 米国隠語  問題になる生理学的原因がなく、長期間入院を繰り返している患者。 彼らはいつも入院の準備ができていて、自分の枕を持って病院に来る。 「王東先生、またピローポジティブの酢根森さんが入院しました。何とか拒否できないんですか?」「ああ、中砂院長のご学友の(汚職)県会議員だろ? 君が直接患者と院長に意見するなら、応援してやるぞ(見てるだけやけどな)」