医療用語集 tttake’s diary

医療用語研究(勉強)  略語・隠語・ドイツ語・英語・カタカナ語などを紹介・おすそ分け。

医療隠語(カタカナ語・英語・ドイツ語)の話 ㉓ 「ハリウッドコード」「スローコード」「バウンスバック」

Hollywood Code ハリウッドコード  蘇生のふり・演技で蘇生行為をすること  米国隠語     演技⇒映画⇒ハリウッド
「王東先生、心マ(心臓マッサージ)もういいすか? これ以上は無駄っすよ・・・」
「ばか野郎、この患者は前市長だぞ、息子もウルサ型で有名な市会議員やないか、ホラあそこに来てるぞ、ハリウッドコード継続や・・あのな阿寒森、お前ここが市民病院と言うのを忘れるな! ホラ頑張らんかい! もういいですと言ってくるまでやれ!」


Slow Code・スローコード 死にかけている患者を蘇生するときの、意図的に弱い試み・やり方  蘇生できない・もう意味が無い場合や、かえって患者を傷つける(ひどい骨粗鬆症の高齢患者で、骨折が心配とか)場合にゆるく行う  勿論、ハリウッドコードの場合も勿論ある。 他にも、「Show Code・ショーコード」、「Light Blue Code・ライトブルーコード」などと言う

 

Bounce back バウンスバック  跳ね返る 戻ってくる 〔精神的打撃・病気などから〕
解放された(退院した)直後に同じ苦情・病気で救急科に戻って来る患者  米国隠語