医療用語集 tttake’s diary

医療用語研究(勉強)  略語・隠語・ドイツ語・英語・カタカナ語などを紹介・おすそ分け。

「effect・エフェクト 」特集 ⑲ プライマリ・プライミング・プラセボー

Primacy Effect プライマリエフェクト 初頭効果  最初に与えられた情報が印象に残り、後の評価に影響を及ぼす現象のこと。人物や物事の第一印象が長期間に渡って残るのは、初頭効果の影響    ⇔新近効果(Recency Effect)

 

Priming プライミング  輸液セット使用時に、チューブ内を薬液・血液で満たしておくこと。 エアー抜き      総じて,医療機器を使用するために行う前準備。


Priming effect プライミング効果=「一つの刺激が別の考えを生み出す」という人間心理がもつ性質のこと。心理学では、 事前に特定の刺激に接することで、特定の知識を活性化させることをプライミングと呼び、プライミングによって活性化した知識や概念が後続の情報処理に影響を与えることをプライミング効果と呼ぶ。
「そうですね、新人には一週間づつ欧東君に付いて学習してもらいましょう。それが最もプライミング効果を上げる方策です。 本部の粕森君達の退屈な研修では、やる気を失うだけです」

 

Placebo (独)(英)プラセボー・プラシーボ   偽薬  ダブルブラインド試験で使う。≒ Dummy  プラセボとして処方するなら、乳糖SL(saccharum lactis)など。信じ込めば、偽薬でも効く。滋賀県プラセボ製薬と言う専門メーカーがある。『プラセプラス』と言う介護用偽薬がある。普通に申請して、堂々と新薬として売り出せばいいと思うけど、厚労省は拒否するわなあ?
Placebo effect プラシーボ効果 偽薬を処方しても、薬だと信じ込む事によって何らかの
  改善がみられること。弘法大師が、頭をなぜると病気が治るとか・・・も同じ効果?
Nocebo effect ノーシーボ効果・ノセボ効果・反偽薬効果 プラセボーによって、望まない副作用(有害作用)が現われること。