医療用語集 tttake’s diary

医療用語研究(勉強)  略語・隠語・ドイツ語・英語・カタカナ語などを紹介・おすそ分け。

「effect・エフェクト 」特集 ⑭ ナイチンゲール・ネガティビティバイアス・ノセボ 

Florence Nightingale Effect ナイチンゲール症候群
世話をする者とされる者の間に愛が生じる心理のこと。通常は、看護師が患者に対して、基本的なケア以上の関係がないにも関わらず、恋愛・性的感情を抱いてしまう症状
「ああ、家内は看護師だよ・・・いいや、ナイチンゲール症候群じゃ無いぞ!得意先の
院内旅行に同行して・・そこで知り合って・・最初のデートの時の水着姿がなあ・・・この話、もういいだろ?」

 

negativity bias・negativity effect ネガティビティバイアス 人はポジティブな情報よりも、ネガティブな情報に注意を 向けやすく、記憶にも残りやすい性質を持つ、ということを表す心理学用語。過去の記憶でも、幸福な思い出よりは、辛い経験のほうが鮮明に記憶される傾向がある。
「おいおい、ここに転勤してきて3日目なのに、支店長の悪口ばかりや・・・カツラの話だろ、カラ出張・経費不正使用・木曜日はゴルフと麻雀・総務の娘と不倫・日曜日の飲食伝票・サンプル製品の横流し・経費不正使用かよ・・・何かええ話は無いのか?」

 

Nocebo effect ノセボ効果(ノーシーボ効果、反偽薬効果) 偽薬で、副作用のみが起こる現象。プラセボの投与によって生じる有害事象もこう呼ぶ。薬の副作用を心配するあまり、無害な薬などを服用しても健康を害してしまう。治験では、プラセボーの有害事象でグレード3-4の報告があるのが、不思議? 薬剤投与を継続していても被験者が「この薬は効かない」と思い込むことによって、薬剤の効果がなくなるケースも「ノセボ効果」と言う場合もある。 

Nocebo reaction ノセボ反応   自らが病気にかかることを予測することが実際に病気を引き起こすことや、症状を誘発する暗示により、実際に症状が誘発されること。