医療用語集 tttake’s diary

医療用語研究(勉強)  略語・隠語・ドイツ語・英語・カタカナ語などを紹介・おすそ分け。

医療用語 「毛」関連の特集 ⑥ 「ケルスス?トンズランス?」「ディグニキャップ?」両方とも知らないの?うーん、まだまだヒヨッコさん?

Celsus kerion ケルスス禿瘡・とくそう  頭部の真皮や皮下組織に、白癬菌が感染した皮膚病。 白癬菌の寄生した毛(毛包)を中心とした急性化膿性病変。頭部白癬(しらくも)の重症型? 腫れ、赤み、膿汁、脱毛、かさぶたなどが主な症状。この頭部白癬の誤診で、ステロイド薬を使用し(湿疹だと誤診)、悪化する例が多い。最初から皮膚科専門医へ行くべし。
Trichophyton tonsuransトリコフィトン・トンズランス 格闘技選手間で感染の白癬菌 
これをよく聞く。「水蒸森さん、これトンズランスの可能性が高いです。ああ、格闘技を習ってるんですね、真菌培養検査に出しますので、来週もう一度来院してください。
本格的治療はそれから・・・」
Microsporum canis  ペットから感染する白癬菌の一種をこう呼ぶ。

 

DigniCap ディグニキャップ 抗がん剤等の副作用によって起こる、頭髪の脱毛を防ぐための医療機器。 Dignity  威厳。尊厳。また、品位。気品。
細いチューブを網目状に張りめぐらせたシリコーン製のヘッドギア(帽子)と、そこへ
冷却液を送り込む本体装置からなり、患者の頭部を4℃程度に冷やし続ける。
「欧東先生、私もこれで治療してもらえませんか?」 「AGA・男性型脱毛症の方には無理です」「でも、上司の胡麻森に嫌みを言われて、カーっと頭が熱くなった時にも効きそうだし・・・何とかなりませんか? 個人で購入できますか?」