ghost ゴースト 幽霊 かすかな痕跡[面影] わずかな可能性、 弱々しい人、弱体化したもの 測定機器のアーチフェクトをゴーストと呼ぶ人がいる。
Artifact アーティファクト 本当は存在しないのに、機械や装置の性質上出てしまう誤差 ≒ノイズ 偽所見 「虚像」 CTやMRI画像解析で問題となる。
信号処理などで、観測や解析の段階で発生したデータのエラーや信号のゆがみ
負荷心筋血流SPECT画像の下壁の陽性所見とアーチファクトとの鑑別は・・・・
「こら!打目森!しっかりしろ、それアーチファクトやろ! 患者の方には、何の変化も問題も無いぞ!」
red cell ghost・erythrocyte ghost ghost 赤血球ゴースト ヘモグロビンがなくなった赤血球・溶血後の赤血球
細胞膜の内側の構造を研究するときなどの実験用に使う場合もある
ghost vessel ゴースト血管 血液が流れ難くなった毛細血管で、その状態が続くといずれ消えてしまう。 冷え症・高血圧・疲労の蓄積の原因となる。
ghosting ゴースティング 普通に使うと、〔テレビ・ディスプレー・写真などの〕ゴースト発生 又はドロンすること 医療・介護業界なら、死んだ人になりすますこと。故人のクレジットカードで買い物をしたり、高齢な親や配偶者の死後も死亡届を出さずに年金を受給し続けたりするなど。
「胡麻樫森さんお父様は?」 「げ・元気ですよ」 「確か3年前の97歳の時に末期がんだったと?」「な・治ったんです」 「ここ3年程度は病院の受診記録も有りませんし、介護保険も使ってませんよね?」 「ち・父は、丈夫なんです」「まさかゴースティングじゃないですよね?」「も・勿論です、今旅行中で・・」 「100歳を迎えても、内閣総理大臣からお祝い状と記念品(金杯?)の贈呈はもう有りませんが、町長が御挨拶に伺います。勿論私もその時に同席させていただきます」 「ハ・ハア、ち・父も・・・た・楽しみにしてると思います(床下の土の中で)」
Ghost surgery ゴースト手術 本来手術する資格の無い外科医・患者の同意の無い医師がする手術。 レジデント・研修医等が患者の同意なしに手術する。
「河中縞さんの手術をあの阿寒森にさせるのですか? 完全にゴーストになりますけど?」「いいんだ、河中縞さんはステージ4だろ? ブラックタグの患者のようなもんだろ?・・彼は医師免許有るんだし、前に日付無しでもらった患者の同意書・サインもあるから大丈夫や」
Ghost cytometry ゴーストサイトメトリー 人を介さない画像解析に画像は必要ないので、「画像(人が認識するためのデータ形式)を作らずに、単一画素圧縮計測信号を直接機械学習モデルに判別させる」 東大・阪大・理研のグループで研究中
Ghost Motion Imaging 動的ゴーストイメージング法
Ghost Tablet ゴーストタブレット ゴーストピルとも 徐放剤などで、コーティーング加工した製剤は、主薬が溶け出した後の抜け殻(外枠)が形を保って排泄されることがある。デパケンR・オキシコンチン・ケーサプライなどなどで報告されている。 「お・欧東先生、先生の所でもらった薬を飲んだら、そのままの形で便の中に出てきました。これ安物のメーカー品ですか? これじゃ私の病気治らないじゃないですか・・・」「区相森さん、落ち着いてください。この錠剤は徐放製剤と言いましてね・・・錠剤の周りに細かな穴が沢山開いてるんですよ、そこからゆっくり成分が溶け出します。そして、丈夫な抜け殻の外枠、マトリックス基剤などと言うんですがね、これが排出されたもんなんです。大丈夫ですから、続けて飲んでくださいね・・・(便をほじくるなよ!くそメンドクセエ!)」因みに、フィルムコーティーング錠等が何らかの理由(経年変化で硬化とか)で被膜が強くかかり過ぎた場合は、全く人体の消化管の中で溶解せず、そのまま排出される場合も過去に有りました。勿論、製品回収事件となりました。
ghos twriter ゴーストライター 幽霊作家 医学系では、論文のゴーストライターが問題となる。特に修士・博士論文はその大学内だけの審査の為、ゴーストライターに書かせてもバレ難い。 論文では、ghost authorship(ゴーストオーサーシップ・全く関与していないのに名前だけ共著として載せてもらう)もある。 韓国では、権力者の娘の高校生がオーサー(first author)となって論文発表(高校時代に2週間インターン通学しただけで)し、その功績で医学部無試験入学が許されて、問題になってる。