この話再出です。
Trans Fat、Trans-Unsaturated Fatty Acids、TFA トランス脂肪酸 構造中にトランス型の二重結合を持つ不飽和脂肪酸 水素を付加して硬化した部分硬化油を製造する過程で多く生成される。 マーガリン、ファットスプレッド、ショートニングがそうして製造された硬化油。日本農林規格(JAS)では、マーガリン類に属するもののうち、食用油脂の割合が80%未満のものをファットスプレッドと呼び、80%を超えるものをマーガリンと呼ぶ。日本で家庭用のマーガリンとして販売されているものの多くはファットスプレッド。 とにかく、パン、ケーキ、ドーナツ、クッキーといったベーカリーやスナック菓子、生クリーム、他にもフライドポテト、ナゲット、電子レンジ調理のポップコーン、ビスケットなどに要注意! まあ食べ過ぎないことです!
これらの多量摂取で、LDLコレステロール(悪玉コレステロール)を増加させ心臓疾患のリスクを高めるといわれている。FDAは2015年6月、マーガリン・ショートニングなどの加工食品に含まれるトランス脂肪酸の規制に乗り出す方針を明らかにした。 心臓病の原因になると指摘されており、「安全ではない」と判断した。
食品のトランス脂肪酸の根絶を呼びかけ世界保健機関(WHO)が、マーガリンなどに
含まれる「トランス脂肪酸」を2023年までに世界の食品から一掃することを目指し、段階的な戦略を発表。一掃する話なのに、日本国内の規制などは一体どうなってるの?
ハイ、日本では、食品中のトランス脂肪酸について、表示の義務や濃度に関する基準値はありません。また、トランス脂肪酸だけではなく、不飽和脂肪酸や飽和脂肪酸、コレステロールなどの他の脂質についても表示の義務や基準値はありません(農林水産省)
Elaidic acid エライジン酸 「水素添加された植物油」に現れる主要なトランス脂肪酸の血清エライジン酸は、トランス脂肪酸の客観的バイオマーカー
不飽和脂肪酸にある炭素の二重結合部分に水素を添加すると、飽和脂肪酸化され、融点が上がり酸化されにくく保存性がよくなる。でも、マーガリンを使わず、バターかオリーブオイルやココナツオイル等にした方が、健康にいいと思うよ。
エライジン酸はコレステリルエステル転送タンパク(CETP)を活性化することにより、
低比重リポタンパク(VLDL)を増やし、高比重リポタンパク(HDL)コレステロールを減らす。 この作用によって、虚血性心疾患・アルツハイマー型認知症などの病気のリスクを高める可能性がある。