医療用語集 tttake’s diary

医療用語研究(勉強)  略語・隠語・ドイツ語・英語・カタカナ語などを紹介・おすそ分け。

Living Will(Advance Directive)の続き  「DNR・DNAR・DNI」

DNR ディーエヌアール do not resuscitate「延命治療しない」「心肺蘇生しない」の意思表示  海外では、胸に「DNR」の入れ墨をしている人も居る。後遺症を持って生き残りたくない? resuscitate レサシテート = ~を生き返らせる、蘇生させる.
「欧東先生、盛森さんって救急患者、心停止したんだろ? どうしてDCやらなかったんだ?」「そ、それが・・・胸を開けると、DNRってタトゥーが有ったんです・・・処置した後に後遺症でも残れば・・・逆に訴訟も考えられますし・・」 

 

DNAR  do not attempt resuscitation 「蘇生を試みるな」 蘇生適応除外 =DNR
 DNRは、「絶対蘇生させるな!」って意味にもとられるので、「試みても無駄な蘇生を行わないで」という意味でDNARというほうが一般的になってきた。
attempt  試みる,(…を)試みる...

 

DNI   Do Not Intubate 挿管不要  全ての挿管・チューブを拒否? ちょっと解る。
人工呼吸や心臓マッサージ、心臓の薬の投与は行われるが、人工呼吸器は装着されない
「欧東先生、漏森さんはDNIを宣言されてますが、導尿はどうします?」 「それもダメ!まあ紙パンツやな・・・・臭いけどな」

 

Code Blue コードブルー 患者の容態急変の「緊急事態発生」  救急救命室ER(Emergency Room)用語  もともとはアメリカの隠語で、救急蘇生の必要な患者が発生したという意味   コードブルーを略して「コード」とのみ言う場合がある。
「シー!静に! 欧東先生は昨日の夜はコード3回よ、全然寝てないから機嫌悪いよ」