医療用語集 tttake’s diary

医療用語研究(勉強)  略語・隠語・ドイツ語・英語・カタカナ語などを紹介・おすそ分け。

医療用語集 エンドトキシンとエクソトキシンの違いを明確に説明しなさい。 思い出せば出来るはず!

Exotoxin エクソトキシン・エキソトキシン 外毒素  

コレラ菌などの菌体から外へ放出される毒素。

 

Endotoxin エンドトキシン 内毒素 グラム陰性菌細胞壁の成分であり発熱性物質・毒素  ≒ 外因性発熱物質 (pyrogen) パイロジェン
Endotoxemia エンドトキセミア エンドトキシン血症  内毒素が循環血液中に侵入した状態  感染症(sepsis)⇒敗血症(septicemia)になる。

 

「欧東さんのエキソトキシンはあの縞田病院の事務長だろ? エンドトキシンは煙森支店長かあ? エンドトキシンなら、抗菌剤(黒土井部長)が効くぞ!」

 

Pyrogen パイロジェン 注射液等に混入した不純物  発熱の原因となる   Pyrogeneous Substance   微生物の産生するエンドトキシンが代表。
121℃,30分の高圧蒸気滅菌では無効であり,250℃,30分の乾熱滅菌操作が必要

 

Toxin トキシン(生物由来の強い毒を指す) 医薬学分野ではよく使う。

Venom ベノム  主にヘビ、クモ、サソリ、カエルなどが分泌する毒

Poison ポイズン   一般的に毒を表現するのに用いられる語

 

Limulus Test  リムルス‐テスト エンドトキシン測定  カブトガニの血球抽出液を用いる。    カブトガニ血球は微量のエンドトキシンで凝固する