Chorea ヒョレア・コレア 舞踏病 異常な不随意運動障害、ジスキネジア等の神経疾患のグループの1つ パーキンソンは「運動失調」、舞踏病は「多動運動障害」と思えばいい。
Benign hereditary chorea 良性家族性ヒョレア BHC =小児期初期に出現する非進行性の運動疾患。遺伝子疾患。
Sydenham chorea =シデナム舞踏病 小児に発病し,上下肢,顔,躯幹に踊っているような不随意運動を示し,精神・知能障害を伴いやすい。リウマチ熱をその原因とする説が重視されている。
Huntington Disease ハンチントン・ハンテントン病
ハンチントン舞踏病(今は言わない・旧病名) 大脳の神経細胞の変性で舞踏様運動が起きる遺伝病。以前はハンチントンの舞踏病と呼ばれていたが、認知の低下や行動変容などの重要な非 choreic 機能のために改名された。 尚、遺伝子が原因の変性疾患には、根治させる治療法・薬は今のところ無い。対処療法のみ。 ipsに期待!
Huntingtin:HTT ハンチンチン 神経変性疾患の1つであるハンチントン病の原因タンパク質 まざまな構造形態の凝集体を形成し、それぞれ異なる細胞毒性を示す。
ハンチントン病の特徴として、原因タンパク質のハンチンチンが、脳内で不溶性の線維状凝集体「アミロイド」を形成する
「烏森君! ハンチントンの治療で、原因のハンチンチンを何とかする薬は研究されてないのかね?」 「はあ?欧東先生、半ちんちんって何ですか? それ・・・」
「もういい、聞いたボクが馬鹿だった・・・」
choreoathetosisチョーレアウセトシズ 舞踏アテトーゼ 舞踏病様運動失調
Athetose(独)アテトーゼ Athetosis(英) アテトーシス 錐体外路性不随意運動
主として手足の指や顔面の筋肉や頚部の筋に不随意な運動に出現する異常運動
アテトーゼは舞踏運動に重なって発生したジストニアと言われる。
Dystonia ジストニア・ディストーニーアー 捻転症。 中枢神経系の障害による不随意で持続的な筋収縮等の運動障害の総称。 主に頸部筋、躯幹筋に捻転が起きる。
語源はdys=異常、tonia=緊張であり緊張の異常という意味
日本神経学会の用語では「ジストニー」と表記。全身に現れる「全身性ジストニア」と
症状が体の一部分のみに起こる「局所性ジストニア(フォーカル・ジストニア)」がある。
Dyskinesie ディスキネジー(独)
英語ならジスキネジア(ディスキネジア)Dyskinesia
運動(kinesia)の異常(dys)という意味。 自分では止められない、止めてもすぐに出現するといった、おかしな動きの総称。体がくねくね意図せずに動いてしまうとかの運動合併症。「繰り返し唇をすぼめる」「舌を左右に動かす」「口をもぐもぐさせる」「口をつきだす」などなど。アキネジア、ジストニア、アカシジアは、基本的に急性型で、抗精神病薬を減量したり、変更することで改善されるが、遅発性ジスキネジアは、慢性で難治性。
「じゃ、粕森君は沖縄に転勤だ!いいね。 なんだ?口をモグモグさせて・・・嫌なのか? 会社の命令に逆らうのか?」
「いえ、欧東部門長、こ・これは持病のジスキネジアのせいです。 行きます、う・海は大好きです・・・・う・嬉しいな・・・」「そうか、帰ってこなくてもいいぞ!」
Tardive Dyskinesia 遅発性ジスキネジア =ドパミン遮断作用の強い抗精神薬の長期投与によって引き起こされる無意識な口のもぐもぐ運動,舌の回転・出し入れ運動等