医療用語集 tttake’s diary

医療用語研究(勉強)  略語・隠語・ドイツ語・英語・カタカナ語などを紹介・おすそ分け。

医療用語集 グルカゴンの勉強  必須!

Glucagon (独)(英)グルカゴン 膵臓のランゲルハンス島α(アルファ)細胞から分泌されるホルモン。抗インスリン作用があり,グリコーゲンの分解を促進して,血糖を上昇させる。 血糖値を上昇させるホルモン⇔インシュリン と言われているが、単純な拮抗ホルモンでは無く、複雑な作用を持っている。脳に直接作用させると満腹中枢を刺激し,胃排泄を遅延させることで,食欲を抑えることなどが知られている。

Glucagon stimulation test グルカゴン負荷試験  インスリン分泌能測定検査
  インスリンを出させるホルモンであるグルカゴンを注射し、注射前後でのCペプチド値
   の変化を見る。
C-ペプチド, CPR(C-peptide immunoreactivity インスリンが合成される前段階物質
(プロインスリン)が分解されるときに発生する物質。プロインスリンが分解されるとインスリンとC-ペプチドがつくられるので、測定値でインスリンがどの程度膵臓から
分泌されているのかが把握できる。

GLP-1  Glucagon-like peptide-1 グルカゴンライク  グルカゴン様ペプチド-1  リラグルチド 生体で分泌されるインクレチンホルモンで、グルコース濃度依存的に膵β細胞からインスリンを分泌させる。食事をとると小腸から分泌され、インスリンの分泌を促進する働きをもつホルモンをイ ンクレチンといい、GIP(グルコース依存性インスリン分泌刺激 ポリペプチド)とGLP-1(グルカゴン様ペプチド-1)がある。 GLP-1受容体作動薬(注射剤)がある。

Glucagonoma   グルカゴノーマ グルカゴン産生過剰になる膵臓内分泌腫瘍 
膵臓のα細胞に由来する稀な腫瘍であり、グルカゴンを過剰に産生する。
糖尿病の症状や突如として下半身に水疱や紅斑を生じる。

「具流森さんは、糖尿病の症状なんですが、欧東先生の指示で、グルカゴン値の検査と腹部超音波検査・CT・MRI検査等を行った結果、グルカゴノーマと診断されました。膵頭十二指腸切除術(膵体部も切るかもな)の外科手術になります。(エルステオペの中縞に切らせてやろっと・・・アイツ喜ぶぞ・・・)」

Erste  (独)エルステ 最初の・一番目の エルステ・オペ=初めての手術  

(英) First