- Guideline 指針 米国医学研究所(Institute of Medicine)による定義では、「医療者と患者が特定の臨床状況での適切な診療の意思決定を行うことを助ける目的で系統的に作成された文書」 学会などが作る治療指針・診療指針・標準治療。
ガイドラインがある疾患等に策定された後は、世の医師は、ほぼ100%近くそれに従う。まったく違う治療法を実施して、うまくいかずに訴訟問題になった時、どう申し開きする? 難しいぞ。
治療薬が2種類あって、ガイドラインに載らない方(片方を否定?)の薬の売り上げが、ほぼゼロに近くなったことが実際にある。 悲惨なもんです。
(注)添付文書で、ある薬の使用量が30mg~となっていても、ガイドラインが10mg~となっていれば、世の医師は、ほぼ全員が10mgから使う。 当然です、そんなもんです。
「大西東先生、その疾患なら30mgから使ってください。」「君なア、最新のガイドラインではね副作用を考慮して、10mgから使うことを推奨する・・・となっているんだ、読んでないのか?」
「大西東先生、先日の件、本部に問い合わせたら、やはり添文とおりに30mg~との答えで・・」「副作用も患者の事も最新の知見に基づいたガイドラインも無視するメーカー?か! 君もなあ、20年以上も前に書かれた添付文書をそのまま信じているのか?頭おかしいぞ!もう来なくていいぞ!」
Clinical practice guidelines=診療ガイドライン